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カテゴリ:闘魂
岩上安身氏の小沢一郎に対するインタビュー(70分)が非常に面白い。なるほど彼なら世界に通用する。ここまではっきり言っていいのだろうかという思いを持ったくらいだ。これは広く知ってもらいたいし、こういう見立てを前提に、メディアや役人を監視すべきだと思った次第。少々時間はかかるが、見る値打ちはある。
副島隆彦「日米地獄へ道連れ経済」読了。 読んでいて、名古屋市の河村たかし市長のことばが非常に感動的だった。せっかくなので、孫引きする。 (孫引き開始) 行政の目的というのは、市民のために、よりよいサービスをより安く提供することだ。同じく企業の目的は、よりよい製品を、より安く消費者に提供することだ。もし企業経営者に向かって「無駄を省け」と言うたら、経営者は怒るがや。 経営者のやることは無駄を省くことではない。より質のよい商品を、他の企業よりも安く消費者に提供して競争に勝つことだ。国や公共団体の行政には競争がないから、より安く市民サービスを行うという考え方がない。財務省が主導して「事業仕分け」をやっとるが、そこで減らしたお金の分だけ減税する、国民にお返しするという考えがない。そこがおかしい。減税こそは市長や知事がやるべきことなんだ… …議員や公務員は、給料を一般市民並みに下げなければいけないんだ。政治家は、職業ではない。政治家(議員)が本職で、その収入(歳費)で食べているというのはおかしい。政治家は、職業ではない。議員や市長がいなくなったからというて、電車が止まるかや。水道やら消防自動車が止まるかや。みんなちゃんと動いとるがね。 だから、公共サービスはいくらでも安くできる。役所は余計なお金をものすごく、ようけ掛けて使うている。減税することこそは政治(家)の責任なんだ。わしは63年生きて、20年以上政治家…をやって、ようやくこのことが分かるようになった (孫引き終わり) 「週刊東洋経済」を読むと来年の予測が出ている。副島氏の悲観論は十分に説得的だが、東洋経済的な情報をじっくり読んで、景況を自分なりに把握していく。とうとう2010年も終わりだ。副島氏の言うどん底(2012年)をどう乗り越えるか、なんとかサバイバルして行きたい。東洋経済誌に猪木武徳の「戦後世界経済史」が推薦されていた。武徳氏は、猪木正道の子息である。猪木正道は高坂先生(-1996)や野口先生(-2002)を輩出している。あの野口先生の師匠である。(だから、本ブログタイトルにある「闘魂」なのであった) では、よいお年を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 26, 2010 06:09:02 PM
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