木下黄太のブログ、より。彼は、原発事故を取り巻く状況を甘いと警告する。扇動的に過ぎるきらいはある。しかし、その所論は説得力がある。一部引用する。彼はいま日本で最も放射能に対する感受性の強い一人だ。
(引用はじめ)
…内部被曝が進んでいくと、食に関して人は、細心の注意を払わなくなる傾向があるよと、ある専門家にいわれました。さらに、ある種の暴飲暴食、刹那的な感覚が食事の面でも出てくることがあるそうです。これは、放射性物質が脳神経に影響を与えると言われるところから、出てくる現象かもしれません。南東北や関東のものを精査せずに、ガンガン食べ始めると、被曝リスクはどんどんあがります。野菜は、検査されていないのが大半です。どこに落とし穴があるのか、実はよくわかりません。
厚生労働省は食事による内部被曝はたいしたことがないキャンペーンをはじめましたが、これは、徹底的に争う話になります。いったい、どのくらい汚染されているのか分からない現実の中で、意味不明で、責任が不明確なペーパーで安全を主張する手口を信用してはいけません。ここから、内部被曝は危険が増します。気を緩めないで下さい。このペーパーをまとめた、厚生労働省の官僚たちが、未来に刑事捜査の対象になる可能性を、僕は想定しています…
(引用終わり)
さて、これは重要なメッセージだ。5年後の悲惨を予見する。恐ろしい事態が進行中である。