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闘魂 サバイバル生活者のブログ

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カネを生かす、ヒトを育てる


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カネの本質と時間泥棒


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ドル暴落後の日本


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労組再編


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労働ビッグバン再考


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カテゴリ:闘魂
ひとの話を聴いていると「成長した」という気になる。教会やボランティアに出入りするのもそれだ。生活が会社(メーカー)との行き来だけなんてつまらない。

そして古い友人たちとの交流も楽しい。学生時代の友人たちだけじゃない。社会人になって以降の友人たちとのやりとりだって結構な分量だ。(そういえば、ぼちぼち年賀状のシーズン)。そして、フェイスブックで再会した数々の先輩、後輩、そして、異国の友人たちとも、接点を維持(メンテ)して行く。

相対(礼拝・集会・デモ・ボランティア)、電話、ネット、新聞、ラジオ、テレビ、はがき、メールといった媒体で、無数のコミュニケーションを行う。

メジャーなメディアは編集権をキープしていて、それはそれで品質の観点から言って、あながち悪いものではない。しかし、それが恣意的に行使されると問題だ。

昨日の夜、寝る前に、ここに書くべきことを思い出して、そのときに歩みを起こせばよかったのだが、忘れてしまった。

世の中は、パソコンからスマートフォンに移行しつつある。ぼくは、テレビをアナログチューナーにより5千円で切り抜けたぐらい。したがって、スマートフォンもしばらくは様子見をする。

伝道の書(旧約)によれば、ものごとにはすべてときがある、ということだ。この数年、特に、老化で、醜くなるばかりだ。いよいよ、世代交代である。

しかし、世代交代の前に残しておくべき仕事がある。

孫崎亨「戦後史の正体」を見えない目をこすりながら、少しずつ、ラインマーカーをひきながら読んでいる。

(引用はじめ)

…当初日本政府は、できれば米軍を東京に入れたくない、横浜ですべての交渉をしたいと思っていました。まだ、占領の怖さを甘くみていたのです

…お金は米軍が印刷した紙幣(軍票)、最判権は米軍、公用語は英語ですから、ほとんど軍事植民地です

…日本占領の最高責任者であるトルーマン大統領は次のように考えていたからです。「占領を、その条項の駆け引きから始めるわけにはいかない。われわれは勝利者であり、日本は敗北者である。彼らは、無条件降伏は交渉をするものではないことを知らねばならない」(トルーマン回顧録)

…このとき米軍はなにを一番重要と思っていたでしょうか。それは戦争犯罪人の処理でした。鈴木公使がマッシバーに会うと、米国の戦犯の問題を日本側の予想以上に重視し、いそいで手をつけようとしていることがわかります

…日本側としても…予想していた…しかし、「戦争の計画、準備、開始および遂行の責任者」となると、戦前の閣僚はみな対象になる可能性が出てきます

…その結果…戦犯になるのを逃れようと、米軍と接触始めます。「自分は罪がない」という人もいれば、「罪があるのは別の人間だ」といって罪を逃れようとする人も出てきます…

…諜報担当というのは、つまり非合法手段の担当ということです

…つまり、彼は徹底した裏工作のエキスパートなのです。そのウィロビーのもとに首相が裏庭からこっそりと通ってきて、組閣をした。ときには次期首相の人選までした。それが占領期の日本の本当の姿なのです。一般にイメージされている吉田首相の傲慢で人をくったような、占領軍とも対等にわたりあったという姿は、神話にすぎません。もう戦後70年近くたつのですから、そろそろ私たちはこうした真実にきちんと向きあわなければなりません。そして占領期だけではなく、占領後もそうした構造が温存されたのではないかという当然の疑惑にも、向き合う必要があるのです…

…日本には天皇もいる。首相もいる。国会議員もいる。その日本がなんで「米国の保護国」なのか

…米国人の発言のなかには、たしかに保護国という言葉が出てくるのです。米国で外交
・軍事面でもっとも重要なポストは、国務長官と国防長官ですが、このふたりに劣らず重要なのが国家安全保障担当の大統領補佐官です

…いちばん有名なのはキッシンジャーでしょう。ブレジンスキーはカーター大統領時代、国家安全保障担当の大統領補佐官として辣腕をふるった

…日本でも彼の本は10冊以上出版されているのではないでしょうか。そのなかには「グランド・チェスボード」("Grand Chessboard")という本があります

…日本をアメリカの「セキュリティ・プロテクトレイト」、つまり米国の「安全保障上の保護国」と書いています

…それは実にみごとな間接統治がおこなわれているからです…

(引用終り)

(ラインマーカーを引いた箇所はまだまだあって、全部、転記できぬ。あしからず。)

本書は外交官出身で防衛大学で教鞭をとった孫崎氏の命がけの仕事だと思う。こういう書籍が出回って、口コミで広がるっているのは新しい現象だ。ネット時代ならではのこと。

現在、原発が大変なことになっていて、政府と東電は、ハンプティダンプティのような振る舞いで、不興を買っている。この国は「契約」とそれを守る「責任」が土着のままだ。政府は国民の暴動を恐れるべきである。徴兵制など敷くとみなが銃の扱いになれてしまう。この時代、上空からドローンで、ピンポイントでターゲットを殺傷する技術もある。

制服組をたばねている研究者の後輩がいて、三菱や川崎の航空機、重機工場とつながりがあるらしい。あと造船所のある神戸にも関わっている。さらに、聴けば、いろいろ出てくるだろう。できたばかりの組織だから、これからを見守っていく。

たよりないのは裁判官である。

直接コンタクトすると、やはり、無謬ではありえないようだ。かといって、日本国憲法の人権カタログを蹂躙するのは支持できない。無謬でないからこそ、フランス人権宣言、米国憲法の流れをひく、日本国憲法の人権カタログは大切だ。硬性憲法だからこそ、これを盾に、軍事・外交を組み立ててきたのだ。人事訴訟そして民事訴訟や行政訴訟、やや運用に問題ありの刑事訴訟、行政不服審査法、すべてを破壊しつくす大阪維新の会は、多分、消去法で、勢力拡張になるけれども、やはり、小沢一郎的な分別を期待したい。

賞味期限が終わったという前にまずは孫崎「戦後史の正体」を読もう。

で、仕事をなんとかしなければならない。システム屋というのは欺瞞で、ぶらぶらしている先輩が1千万円以上の給料をもらっている。

そもそもは年功序列・終身雇用で、労働契約を締結した。それがいつの間にか、成果主義に代わった。いままた、制度が変わろうとしている。

ヨーロッパ人はプライベートを大切にするし、労働条件もたとえば、年次有給休暇をつかいはたさないと企業にペナルティーが課される。

グローバルスタンダードでやるというのは、原則と例外の境界が国柄によって柔軟対応するということだ。正直言って、家内は非正規労働で、職人気質だ。

二人の所得を合算すると社会保険の加入130万円の壁を越える。にもかかわらず、公約だった子供手当ては、消散有無してしまった。子供を育てるというのは、社会的起業に匹敵する事業だ。

原発の福島の子供たちの扱いを見ているとこの国の為政者がよくわかる。為政者の中に田中正造のような志をもったひとはいない。悲しい現実だ。

ましてや、制度設計なんて、杜撰なこと極まりない。消えた年金は、近頃、まったく話題にものぼらない。

長妻元厚労大臣のようなタイプをつぶすのが、役人の自己保身という体質だ。視点を後ろに引くと、ロシアがシリアをめぐって、踏ん張っている。シリアには彼らの基地があるからだ。そして、極東の観光資源が開発されていく。

ウラジオやハバロフスクが多分、若者たちの注目をあびるようになっていく。北方四島だって、開発がすすむ。

中国・韓国は、あえて、触れるまでもなく、相互依存が高まって、もはや、安かろう悪かろうといった製品は淘汰されていく。

孫崎によれば、米国はサンフランシスコ講和条約を締結するときに、英国流のやり方で、火種をビルトインしておいた。あとで、介入できる契機をつくっておくのだ。それらが、北方四島であり、竹島であり、尖閣諸島であって、ネトウヨの諸君は、本を読まないから、勉強してください。

ぼくは、85年に韓国、86年に中国に渡っている。中国は、海南島に行った。あそこは軍事基地があるところだ。広州からウルムチまで、飛行機で移動し、天山山脈を横目にみながら、トルファンまで行った。

あのときなぜ、ラサを見ておかなかったのか、やや悔やまれるが、米国はカリフォルニアとボストンしか行っていない。

中国は90年代に再訪していて、上海、南京、北京に行った。京劇のスターと意を通じた。香港・マカオは、父母の還暦祝いに、渡っている。

仕事では、台北に1回、ソウルに5回。

海外に適応するにはやはり年齢がネックになる。それでも日野原重明のように、信仰により、理論と実践をバランスさせる例が実在するのだから、心強い。

いまから朝刊を読む。






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Last updated  September 12, 2012 12:06:28 PM
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