|
テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:中学時代の想い
「私は金八先生第2シリーズの同級生だっ!」
ときのう書いたけれど、 こうなると第2シリーズにも触れたくなるんだな(笑) 第2シリーズの主題歌は「人として」という歌で、 もちろん海援隊が歌っています。 この歌もとてもいい曲なんだけれど、 でも第2シリーズと聞いて思い出すのは、 やはり中島みゆきの「世情」の方だろうな、と思います。 この歌をバックにスローモーションで展開される 加藤優くんの逮捕シーンと 「俺たちは腐ったミカンじゃねえ!」の名セリフは 今も心に残っています。 あまりにも、この歌の響きが切なくて……。 シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため (詞・曲 中島みゆき) 「世情」という歌は番組で使われる前から知っていたし、 最初から好きな歌でした。 (ちなみに私は「シュプレヒコール」という言葉を、 この歌で覚えました) でも、この曲をあの場面と無関係で思い出すのは もはや難しくなってしまいました。 あの場面が放送されたころ、 私も自分自身の中学の卒業式を迎えました。 金八先生はクラスのみんなも当然見ていて、 私たちはテレビの中の桜中学と、 実際の私たちの中学(ちなみに私は3年2組だった)と、 二つの「卒業」を経験した気になっていました。 「世情」は単に金八先生を思い出すための曲ではなくて、 私にとっては「中学卒業」そのものを 思い出す歌にもなっています。 中学2年で友達3人と音楽を始め 学校にギターを持って行ったりもして、 一部の友達の親から白い目で見られたことがあります。 「ああいう不良とつきあうんじゃない」と 親から言われた友達もいました。 「腐ったミカンじゃねえ!」というのは、 私自身が叫びたくて叫べなかった言葉でもありました。 こうなったら、全員が第一志望校に合格して、 みんなを見返してやるんだ。 メンバー4人とも、必死で勉強しました。 そして全員が第一志望の高校に合格。 しかし…… それは同時に、中学を卒業したら、 4人がばらばらになってしまうことを意味していました。 これからは時間を合わせることも苦しくなるかもしれない。 でも、この仲間と一緒に、音楽を続けたい。 卒業式の翌日、ニッポン放送(またかよ……)主催の フォークソングコンテストの予選があることを知りました。 新たな旅立ちだ。挑戦してみよう。 卒業式の日、 多くの友達との涙の別れもあったけれど、 私たち4人は 「さあ、あした頑張ろう!」 と、笑顔で手を振って中学校をあとにしたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[中学時代の想い] カテゴリの最新記事
|
|