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2005年04月07日
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帰宅してネットを見たら、こんな記事が……。

作詞・作曲家の中山大三郎さん死去(朝日新聞)

この歌の作詞者が、人生を終えたのでした。
まずは心よりお悔やみを申し上げます。

苦労の多かった島倉さん自身の人生をベースに書かれた歌詞に、
演歌っぽくない明るいタッチのメロディーが新鮮。
「少々つらいことだって、
過ぎてしまえば明るく笑い飛ばせるものよ」
といった風情で、重い人生を軽く歌い上げる彼女の姿は
演歌ファンのみならず、多くの日本人の心をとらえました。

「それをあの総理ときたら……」

昨年の小泉首相の「人生いろいろ」発言には、
政治的だけでなく、音楽的にも腹が立っていました。
この歌が好きだっただけに……。

ところがです。
首相発言からしばらくたった昨年7月10日、
朝日新聞の夕刊3面の左隅に小さく載った記事に、
私は目を奪われました。

「『人生いろいろ』作詞の本家」

中山さんのミニインタビュー記事でした。

首相発言が激しく話題になっている時に、
その言葉の「元祖」である作詞者にインタビューに行く
この記者のノリが私はいたく気に入ったのですが、
そこに書かれた中山さんの言葉に、
はっと胸を突かれたのです。

「こんな使われ方こそ流行歌の本望」

「総理もオレの詞を妙に政治的な使い方しやがって」
と、気分を害しているのかと思っていたら
まるで逆だったのです。

歌はそこに、ただ歌として存在するのではない。
受け取った人々の中でさまざまに形を変えて生き続けてこそ、
流行歌と呼べるのだ。
政治家がわけのわからないキャッチフレーズに使ったり、
子供たちが妙な替え歌にして学校で遊んだり、
中には大切な思い出とともに、
そっと胸の中にしまいこまれるものもあるかもしれない。
歌というものは本来、そういうものだ。

中山さんはそんなことを言いたかったんじゃないかな、
と その時思ったのでした。

「歌は世に連れ 世は歌に連れ」

そんな懐かしい言葉を、ふっと思い出しました。

首相発言に腹が立った気持ちは全然変わらないけれど、
中山さんの言葉は、心に深く残りました。

インタビューを受けたころ、
中山さんははすでにがんに冒されていたようです。
彼の人生の一番最後のところで、
自らの歌がこれほどまでに世の中を騒がせたこと、
きっと本望だったことでしょう。

考えてみたら、最近「歌は世に連れ」という言葉を
感じさせる曲が減ってきているよね。
ある特定の世代とか、限られた人に向けて発せられた歌、
それもいいんだけど、
やっぱり世代を超えて
「あの歌を聴くと あの時代を思い出す」
という歌が、
もう少しあってもいいよね。
最近だと「世界に一つだけの花」とか
もしかしたら「マツケンサンバ2」とか(-"-;)(爆)

ちなみに 件の朝日新聞記事、
最後にこんなことが書いてありました。

「中山さんがつけた元の題は
『笑い話にして』だったそうだ。」

えっ、そうだったの!?(爆)





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最終更新日  2005年04月08日 03時12分11秒
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