鈍行列車でいいのなら

先ほどは15歳の幼い姿をさらし
ご迷惑をかけました。
全然関係ないけど、今ＮＨＫでやってる
「ファイト」という朝ドラは、
主人公が15歳。
朝ドラとしてはかなり若いと思ったけど、
もっとびっくりしたのが
お父さんが緒方直人さん、お母さんがのりピーだったこと。
同世代の２人にこんな役が回ってきたことに
トシをとったと認めたくなかった（爆）私は
「いくら何でも無理筋なんじゃないのっ」
とムキになってたんだけど、
ふと計算してみたら、
私が15歳だったころ、母はちょうど今の私と
変わらぬ年齢だったのでした。

世代の違いはあるとはいえ、これは結構ショックでした。
私はもう　15歳の娘がいてもおかしくない年齢だったんだ……。

きょうは母の日。
近くのデパートで一緒にごはんを食べましたが、
こんなことしかしてあげられない自分が
少し哀しい。

おそらく結婚するまで同居してほしかっただろうに、
入社すれば実家から通えないことを承知で
今の職場を選んだ自分……。

これまでかけた経済的苦労に報いねばと
仕送りだけはやってきたけれど、
母が本当に求めていたのは
そんなことではなかったんじゃないか……。

仕事で疲れれば
いつしか母を想うことを後回しにしてきたんじゃないか……。

　その優しさを　時には嫌がり
　離れた母へ素直になれず
　（詞・曲　玉城千春）

この歌の歌詞はここまで書いて
「その先」がありません。
素直になれなかった母に
「これからは素直になってあげたい」とか
そういう言葉が続かないのです。
ただ　幼い頃に聞いた母の大切な言葉を抱きしめるばかり。
「素直になれず」と唇をかんでうつ向いて
思いばかりが空回りし
「その先の言葉」を探しあぐねているような、
そんな不器用なやさしさを感じます。

みなさんはどんな母の日だったのでしょうか。

ちなみに
「ファイト」ってけっこう面白いです。
つらいストーリーで、個人的にもしんどい場面があるけど
なかなかはまります♪
だんなも
「フィリピンで衛星放送で見てはまっている」
と申しておりました（爆）
……って私はＮＨＫの回しものかい(-"-;)