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テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:社会人としての想い
先日某NHKの朝ドラのことでいっぱいコメントをもらったから
この曲を選んだわけではないのだ(笑) でも今夜これを選んだ理由はやっぱりNHK(爆) 職場でなにげにつけっ放しになっていたテレビから 突然流れてきたのがこの曲。 それも中島みゆきのあの声ではなく 野太い? 男たちの大合唱で 「ふぁいとぉっ!」 な、な、なんだこれは……? 思わず仕事の手を止め、画面を振り返ったら それは某「プロジェクトX」の一場面。 ……ってこれもテーマ曲はみゆきじゃん(-"-;) 仕事しながら何げにちらちら見てただけなのだけど どうやらお話は 大阪の町工場街のある高校が、 合唱が好きな熱血教師の手で 合唱日本一の高校に生まれ変わる…… というものだったようです。 で、そこで歌われていたのが 男声合唱にアレンジされていた中島みゆき。 少なくとも「時代」とこの「ファイト」が流れてました。 今までにいろんな形でみゆきの歌を聞いてきたけど、 男声合唱ってのは初めてだった…… 実はこの歌 「主人公が1人ではない」ところが気に入っているのです。 あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながら震えている (詞・曲 中島みゆき) で始まるこの歌は、 そのあと「主人公」が次々に変わっていきます。 「ガキのくせに」と大人に頬を打たれた少年。 駅の階段で子供が突き飛ばされるのを 見て見ぬふりをしてしまった女性。 力ずくで男の思うままになってしまった女性。 そして 私が一番好きなのが 薄情もんが 田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ 出てくならおまえの身内も 住めんようにしちゃるって言われてさ うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京行き そう、この博多弁が出身者にはたまらない(爆) 「母に捧げるバラード」の「テツヤの母」とは大違いの仕打ち…… 夢を抱えて東京に出ようとしたのを押しとどめられた若者。 燃やせなかった切符が泣かせます。 古今東西 老若男女 悔し涙をこらえ 歯を食いしばって ささやかな人生の中 戦い続ける名もなき人たちがいる。 そんな人たちすべてにこの歌は 「ファイト!」と温かい励ましを送るのです。 きょう5月10日は 私にとっても 仕事上の出来事で 悔し涙をこらえた「記念日」でもあります。 それだけに テレビから流れる この歌の温かさが心にしみました。 まあ確かにちょっとイメージは違ったんだけど(爆) 最後にこの歌で最も好きなフレーズを二つ抜き書きします。 暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼっていく 光ってるのは傷ついて はがれかけた鱗が揺れるから ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えていく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいていく *以前総務部長 辰則さんからのコメントで この歌の歌詞を引用した(んだよね?)励ましをいただきました。 どうもありがとうございました(^^) *この日の「プロジェクトX」の内容について NHKが「一部に事実誤認があった」と謝罪しています。 NHKのコメント 誤解を受けかねない表現について 一部訂正を行いました。 もしこの訂正前の日記の記述で 不快感を抱いた方がいらっしゃいましたら 深くお詫びします。 しかし あの歌声の素晴らしさはホンモノだったと思うので 記事自体はこのまま掲載していたいと思います。 何より「『ファイト』の男声合唱」という意外感と そこから受けた私の感動は 間違いなくホンモノだったから……(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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