|
テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:社会人としての想い
この曲は最近 たまたま音楽配信で見つけ
懐かしさのあまりダウンロードして 愛用の携帯「Music PORTER」に仕込んで聴いていたのだけど、 そういえば この歌って 結婚する大切な人を見送る歌だったんだね……。 先日は妹の結婚式でした。 (だんなが一時帰国してくれたのも 式への出席のためでした) 私とは10歳離れた妹は、 生まれた当初は本当に娘のような存在でした。 実際に中学生の時、 幼稚園に入るか入らないかの頃の妹を連れて歩いてたら 親子に間違われたこともあったし(-"-;) それだけに結婚式での 妹のみちがえるような花嫁姿は 正直 にわかには信じられないものがありました。 披露宴で司会の方から妹の経歴が紹介されます。 「年の離れたお姉さんに おもちゃのようにいじられて育ち……」 ……(-"-;) 確かに否定はしないが(爆) 「あんたこの間まで私がおしめを替えてたじゃないよ」 そんな想いが ふと心をよぎります。 驚いたのはそのあと。 妹は大学時代、とてもジャパネスクな楽器を演奏する サークルで活躍していたのですが、 その理由が 「お姉さんが学園祭でステージに立つ姿を見て」 ……えっ? 当時小学生だった妹は確かに 学生時代の私のライブに よく遊びに来ていました。 私に「げそ」なんて不名誉なニックネームをつけてくれた サークルの仲間たちは 妹のことを「ちびげそ」と呼び、いじり倒していましたっけ。 その当時のことが 彼女にそんな影響を及ぼしていたのか……? 正直 かなり驚きました。 さて、この歌です。 中学の後半あたりのヒット曲だったと記憶しています。 そのさわやかな曲調が大好きでしたが、 久しぶりに聞き直してみて、 当時まったく印象に残っていなかったこのフレーズに 胸が詰まりました。 朝もやけむった駅のホーム じっと見送る年老いた人 動き出した汽車にむかいその人は 娘に初めて おじぎをした (詞・曲 財津和夫) 「娘の側がおじぎをする」歌は、 山口百恵(さだまさし)の「秋桜」などいろいろあるけれど、 「娘に初めておじぎをした」…… 勝手な想像だけど、たぶんお父さんなのでしょう。 「ここまで育ててくれてありがとう」 ではなく、 「ここまで育ってくれてありがとう」。 幸せな人生を与えてくれた娘への感謝の気持ちが、 初めて頭を下げるという 自然な行動につながったのでしょう。 すでに汽車は走り出し そして娘はおそらく その父親の姿がもう見えない…… ずっとあなたを守ってきた その愛には もう戻れない まさかこの曲が こんなに泣ける曲だとは思いませんでした。 そして この曲にこんなに泣ける自分はつまり 「なんてトシをとったのだろう」 と 少し寂しくもなりました。 家庭に恵まれず 悲しい思いをさせてしまいました。 何もできない姉でした。 どうか幸せになってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会人としての想い] カテゴリの最新記事
|
|