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2005年06月08日
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「さだまさしが歌うふるさとの歌」
ということで
えつひろ3904さんからリクエストをいただいてました。
当てはまる歌がたくさんあって絞りきれず
長らくリクエストに答えられずにいたのですが、
「えーい、もういいや、別に何曲紹介してもいいんだから」
と 妙な開き直りを見せた私は
とりあえず「今 私自身が聴きたい曲」ということで
この曲を選んでしまいました。

さだまさし自身のふるさとの歌。

 疲れた時には 帰っておいで
 都会で溺れた やさしい鴎
 (詞・曲 さだまさし)

要はこの冒頭の一言が 今聴きたかったんだな(-"-;)
彼もこんなふうに
ふるさとに受け入れてもらいたい日があったんだろうか?

私は同じ九州・福岡の生まれだけど、
三つの時に東京に出てきて
今では親戚もほとんどいなくなってしまったので
九州に足を向けることも減ってしまいました。
でも不思議なもので
暮らした記憶もほとんどない九州に
なぜか強い愛着はあるんだな。
身体を流れる血の中に残るふるさと、なんだろうか。

長崎は出張で2、3度行ったことがあるだけだけど、
歌を聴くと
「ああ、ほんとにこんな感じだった」
と なつかしく街の風景が思い出せます。

 ため息は終着駅の 改札口で預けておいで

長崎駅は本当に終着駅です。
終着駅って本当に
ため息を置いて去ることができそうな感じがしてしまいます。
「津軽海峡冬景色」なんかもそうだけど
傷ついた心が向かう先は 得てして終着駅であって、
それもだいたい北の方なんだけど、
「西の端」の長崎駅には
駅を下りた途端に温かさと明るさの両方が待っていそうで。

特に2番の歌詞がいかにも長崎っ!

 愛の重さや 夢の値段を
 数えるほどに 寂しい時は
 石畳と教会の屋根をすり抜けて 丘へ上がってごらん

 宝石箱に 身を投げたような
 港の夜を 抱きしめてごらん
 大空に深く 横たわる川が
 この町に注ぎ込んで 光る海になる

出張した時会社の後輩に
長崎の街を案内してもらい、
まさにこの港を見下ろす丘の上まで
連れて行ってもらいました。
ほんとうに 宝石箱に身を投げたような港……
きれいだったあ(^^)

  傷口はすべて 坂道づたいに
  あしたの朝 晴れた海に流してしまおう

あの海になら 自分の傷をすべて預けても
すべてやさしく受け止めてもらえそうな気がします。

この曲はテンポも早く
明るい陽の光とさわやかな風に包まれるような
すてきなメロディーラインを持っています。
「さだまさしは暗い」という先入観をお持ちの方には
ぜひお勧めの1曲です♪





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最終更新日  2005年06月09日 01時44分45秒
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