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テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:社会人としての想い
最近のけっこうなお楽しみのテレビ番組は
NHKが月1回くらいのペースで夜中にやってる 「今夜も生でさだまさし」 (-"-;) まあ、中学時代に慣れ親しんだ深夜放送、 あのままの雰囲気をテレビで再現した なんともゆるーいトーク番組。 実際、さださん自身、 文化放送で深夜番組のDJをやっていたもんね。 本人も番組中で 「23歳からはがきを読んでいる」 と豪語してましたが。 まあトーク(落研出身とあってほぼ落語の域に達しているおもしろさ)の中に ごくたまに息抜きに歌が入る(それでいいのか!)構成なんだけど 先週末の放送で、ほぼ番組の最後で歌われたのがこの曲でした。 イラン・イラク戦争の勃発を受けて書かれた曲だと記憶しています。 当時は当時なりに思うところはあったわけですが、 今聞くと、さらに重い…… あまりここでこんな話はどうかとも思うのですが、 ちょっとだけ触れておきます。 この曲の書き出しは 「桃花鳥(トキ)が7羽に減ってしまったと 新聞の片隅に」 この辺でもう時代感があったりするわけなのですが この曲の発表当時に高校生だった私は 実際、それから20年以上を経た今 日本にトキがまだいるなんて思っていませんでした。 本当にそう遠くないうちに絶滅してしまうんだろうな、 そう思っていました。 今でもトキのニュースは新聞を飾ります。 つい先頃も放鳥をめぐる新潟発のニュースがありました。 今でもトキの話題が国内をにぎわせてくれていることがうれしい。 何よりも新潟・佐渡で頑張っている関係者の皆さんに 心から敬意を表するとともに 日本からトキがいなくなってしまわぬよう協力を惜しまない 中国の皆さんにも 心から感謝したいのです。 番組でさださん自身がこの件に触れていたことが 私は嬉しかった。 ところで、少し話は変わりますが 「他国の戦争」に対する日本の小市民の心象風景を描いたこの作品、 戦争以外についても 今日のさまざまな事象を当てはめて 考えることができる歌詞だなと思っています。 ここではあえて触れませんが…… この曲の主人公たち、これはこれで精一杯生きているのでしょう。 今を生きる私たちとそう変わらない、ささやかな善人の思い。 でもこういう思いの一つ一つが集まってできる「空気」が 間違いなく「前夜」を作っていく。 自分には何の責任もないと思っているうちに。 今は何の「前夜」なのだろう。 いつも温かいさださんの言葉は この曲に関する限り 聞き手にある種の刃を向けているように 私には思えるのです。 歌詞を知らない方には「何のこっちゃ」みたいな話ですね。 良かったら読んでみて下さい。 何だったら曲も聴いてみて下さいね♪ 歌詞はこちらからどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月01日 02時30分05秒
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