「1/2の神話」 ~中森明菜
「17歳」っていう年齢にはみんな何かしら 独特の感情を持つんだろうか。子供のころ南沙織の「17歳」という歌が印象に残りすぎてしまったせいなのか自分自身が17歳になった時「17歳の自分を形に残したいっ!」という気持ちがとても強かったのを憶えています。16歳のときも 18歳のときも そんなことなかったのに。それで先ほど投稿した「あと2年と少し待てば」を書いたのだけど……考えてみたらあの当時私の同世代の人たちがこぞってやたら「17歳のうた」を歌っていた気がします。尾崎豊からシブがき隊に至るまで……そして 最も私の印象に残ったのがこの曲。なぜって……例によってタイトルなのだな(爆)「1/2の神話」「あと2年と少し待てば」というのも当時としては相当考えたタイトルのつもりだったんだけどこれにはまいりました。 半分だけよ 大人の真似 あとの残り 純粋なまま (詞・売野雅勇 曲・大沢誉志幸)という歌詞は正直「ちょっとベタ過ぎるんじゃないかな」なんて 生意気なことを思っていた私でしたが「神話」っていうのが良かった。今振り返っても2度と触れることのできない何か特別な日々のような気がする……。考えてみれば「どんこう列車」の活動が一番燃えていたのも新聞に出て一躍「街の有名人」(?)になっちゃったのも初めて恋人ができたのも演劇部で役者として最後の舞台に立ちひとつの夢を失ったのもぜーんぶこの1年間のことだったわけだ(遠い目)みなさんはどうなんでしょう。「17歳」って やっぱり特別な1年でしたか?