プロレスリング ノア 日本武道館
ノアの試合、もう最高だった。はっきり言ってプロレスはノアを中心に動いていると思われる。各団体のTOP選手や大物フリー選手等、ノアに引き寄せられるように集まってくる。世間では総合やK-1などが流行っていると言うが、昔からの本当の格闘技ファンならプロレスが一番面白いし、ワクワクするし、見ごたえがある事を知っている。そのプロレスの中でもNOAHは格別だ。本当にNOAHの選手は強いし、もの凄くタフだ。いろんな格闘技があるが、ルールもそれぞれ違うので、同条件で戦えばプロレスラーが一番タフで強いだろう。これは昔からの格闘ファンならだいたいみんな知っている事だが、比較的新しい格闘ファンはそれを知らないので、プロレスを馬鹿にする人が多いのである。まあそんな事はさて置き、NOAHの試合は夢があり、話題があり、迫力もあり面白かった。《記事抜粋》夢のカードが、ついに実現する。ノアの7月18日東京ドーム大会で、三沢光晴(42)と川田利明(41)の5年ぶりの一騎打ちが決まった。川田が24日の日本武道館大会に来場。初めてノアのリングに上がり、三沢に対戦を要求した。三沢は握手を返して受諾。全日本からノアが分裂して5年、全日本時代にしのぎを削り合ったライバル同士が、再び東京ドームで激突する。 武道館が揺れた。地鳴りのような歓声が響いた。第3試合終了後。仲田リングアナが「今日、ある1人のレスラーが決意を込めて来ています」と発表した。川田のテーマソング「HOLY WAR」が流れる。紺のスーツに身をつつんだ川田が、花道から登場した。 ノアのリングに初めて立った。「初めまして。川田利明と申します」と照れくさそうに言った後、表情を厳しくした。「三沢さん、出てきてください」。かつて数々の死闘を演じてきたライバルを呼んだ。「ファンを満足させるのがプロのレスラー。7月18日は空けておきます」と言うと「川田、ドームのリングで待ってるよ」と手を差し伸べられた。場内の盛り上がりは最高潮に達した。15年ぶりに天龍との“再会”を果たした小橋が、逆水平チョップ乱れ打ちで大流血に追い込んだ。ゴング前に先に天龍が逆水平で仕掛けると、3連発でお返し。その後も40連発、35連発と連打を繰り出し、大先輩の赤く腫れ上がった胸部を切り裂いた。ともに全日本所属だった当時は口をきくこともままならなかったという小橋は「天龍という人はいくつになってもオーラがある。その存在感が、オレをしびれさせた」と興奮気味だった。