皆さんご存知ですか?湿潤療法というものを。
これは、人間が本来持つ治癒力を最大限に利用した治療法で、
最近注目されている治療法なのだそうです。
そもそも、従来の治療法というのは
傷口を消毒→ガーゼをあてる→かさぶたができる→傷が徐々に消える
ってのがオーソドックスでした。
(ま、たまにかさぶたが剥がれて、再び出血!!→ふりだしに戻るという痛い話もありますが…苦笑)
でも、この湿潤療法というのは、
傷口を水で洗って乾燥させないようにするだけなんですって
ケガをすると傷口から出てくるジュクジュクとした汁、あれを滲出液と呼ぶそうなのですが
実はあの液体が、傷を治すのに重要な役割を持っているんですって。
滲出液は皮膚の再生を促すものであって、
ガーゼや絆創膏でそれを拭い去ってしまうと、逆に傷の治りは遅くなるそうです。
だから病院では傷口を乾燥させないようなシートで覆うのみ。
市販品では、ジョンソン・エンド・ジョンソンのキズパワーパッドがいいらしいです。
(って言っても、ジョンソン・エンド・ジョンソンの回し者ではありません・笑)
この夏休み期間、どうしても多くなる子どもたちのケガ。
いざという時に慌てなくても済むよう、知っておきたいマメ知識でした。