『話すということ。それにはなにも特別なスキルは必要ない!!』
と思っていました。
だって老若男女問わず、当たり前に話しているわけだし
基本的な文法だって習ってきたはず。
でも。
『な~んだか、人と話がかみ合わない』
『あれっ??なんか話がズレてない?』
『なんで私の思いが伝わらないの??』
と思うこともあったわけで。
しかも他人に対してだけじゃなく、
時には家族との会話の中でさえ起こったりする。
そして私の周りには、
一瞬にして人の心をつかんで離さず、
またこの人に会いたい!!と思わせる人がいる。
なら、そういう人は何が違うんだろう??
そんなことをふと感じ、こんな本を読んでみました。
話すチカラをつくる本
この本の表紙をめくってみると、そこにはいきなり
「自分らしい言葉」でコミュニケーションがとれてますか?
の言葉が。
私は、とってつけたような上っ面の言葉ではなく、
私の心の中からにじみ出た言葉で話せているだろうか??
こうやって毎日書いているブログでも
毎日言葉を交わす家族との会話の中でも
いつでも「自分らしい言葉」で語って、
相手の心にちゃんと届いているんだろうか?
そんなことを考えながら、読むことができました。
自分の思いをきちんと言葉にして相手に伝え、
自分の望む状況を切り開いていくには、やっぱり基本がありました。
このところ『コミュニケーション』がテーマになっている私にとって
印象に残るフレーズが沢山あったので、ここで紹介します。
*通じ合うことによって私とその場にいる人の間にささやかでも信頼関係が生まれると、
あとの話はずっと届きやすくなります。
*コミュニケーションは自分と相手の間に橋を架けるような行為です。
*言いたいことと根拠がしっかりあれば、どこへ出てもおどおどすることはありません。
*ポイントは、相手の心が動くことです。人の心が動けば状況は動いていきます。
*嘘は人を動かさない。
*人はそれぞれ、自分の感じ方や想いをもっています。ところが考えるのを放棄して、
借り物の意見や一般論でやり過ごしていると、自分の想いは外に表せないまま、
自分として外と関わることができません。これは、静かに自分を傷つける行為です。
*人と関わって生きている以上、自分の問題は、必ずどこかで自分のいる組織や、
今の社会と関わっています。
*一発で通じる話は、自分と相手、両方にとって関心ある「問い」が立っています。
相手が関心がある問い、相手が聞きたくてうずうずしている問いに、筋道立てて
答えていったとき、相手がすっきり腑に落ちる「説得力」が生まれてくるのです。
*「相手を元気にしてやろう」とか、「間違いを訂正しよう」とすることよりも、
「通じ合う」ということが、いちばんの問題解決になっていると思います。
*私が一発で信頼する相手は、「私への理解が適確」だということです。