灼眼のシャナ
とうとう、ライトノベルズにまで、手を染めてしまった。「灼眼のシャナ」(高橋弥七郎:メディアワークス/角川GPメディアワー )である。たまには、普段と違ったものを読もうと思い、本のリサイクルショップで、目立つところにおいてあったこのシリーズの第1巻を買ってきた。元々、SFやファンタジー好きだということもあるのだが、読んでみると、これがなかなか面白い。 高校生坂井悠二は、ある日、怪物に食われそうになっていたとき、炎髪、灼眼の少女に出会う。怪物を倒した少女に、悠二は、自分が「紅世(ぐぜ)の徒(ともがら)」に存在を食われた残りかすで、やがてはこの世界から消えてしまう「トーチ」と呼ばれる「モノ」だと告げられる。 これは辛い。自分は既に死んでおり、存在の残りかすである今の自分もやがては、だんだん影が薄くなり、遂には、最初から存在しなかったことになってしまうのだから。 今回の敵は、「狩人」の真名を持つフリアグネ。人形のマリアンヌを「1個の存在」にするため、存在の力を集め、人々を次々に「トーチ」にしている。悠二が、シャナと呼ぶようになった少女は、彼を守るため、彼の側で暮らすようになる。最初は「モノ」よばわりしていた悠二を、シャナが次第に意識していくところは、この手の作品のお約束といったところか。 このシリーズ、かなりたくさん出ているが、さてさて、続きはどうしようかな。「灼眼のシャナ」(高橋弥七郎/笹倉綾人[コミックス]:メディアワークス/角川GPメディアワー )&シャナグッズ ○応援してね。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら