大和ミュージアムへ行ってきた
昨日は、広島県呉市にある呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に行ってきた。呉市は,明治22年に呉鎮守府,明治36年には呉海軍工廠が設置され、軍港として栄えた街である。私の亡くなった祖父も、海軍工廠で働いていたことがあったらしい。 呉と言えば、世界最大の戦艦「大和」が建造された街として有名である。「大和」は,呉海軍工廠において、昭和16(1941)年12月に完成した。敗戦が濃厚となった昭和20(1945)年4月7日,大和は、沖縄特攻作戦に向かう途上,米艦載機の攻撃を受け悲劇的な最後を遂げた。乗員3,332名のうち3,056名が亡くなったという。 しかし、この世界最先端の「大和」を創りあげた技術は、脈々と生き続け、大型タンカーや自動車を始めとした、様々な分野で生かされている。 大和ミュージアムは、戦艦大和を中心に、わが国の近代化の礎となった造船,製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介し,歴史と平和の大切さを認識するという目的で、平成17年4月23日(土)にオープンした博物館である。 私は、開館初日にも訪れたのだが、あまりの人の多さで、ゆっくりと見ることができなかった。昨日は、雨のせいか、客足も心持少なかったようである。当初は年間40万人くらいの入場者を見込んでいたらしいが、蓋を開けてみると、なんと最初の1年間で170万人もの入場者があり、平成18年7月1日(土)にはとうとう200万人を超えたという。 この博物館のシンボルは、10分の1戦艦「大和」の模型である。色々な資料に基づき,可能な限り忠実に再現されている。この他にも、人間魚雷回天やゼロ戦の実物も展示されている。 また、松本零士が名誉館長になっており、「宇宙戦艦ヤマト」関係の展示スペースもある。大和ミュージアム前にあるネプチューン(ポセイドン)像 大和ミュージアムのシンボル 1/10大和模型 本物のゼロ戦 呉名物 海軍さんのコーヒー松本零士の宇宙戦艦ヤマトシリーズ