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2007.03.21
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カテゴリ:ちょっと思うこと
これは学者でもない私の勝手な仮説と言うか?推論です。

以前より、人の感覚にある「美」という意識のルーツが何処にあるのか、何処で生まれるのか、何故、皆似通った美意識を持っているのか?美を感じる脳の仕組みはどんな物なのか?等等・・・何度も考えてきた・・・・。

少々陳腐な決論に至るかもしれないが、聞いて欲しい。

先ず、美しさは形や音色、色などさまざまではあるが、此処では人間の形の美しさについて考えてみよう・・・・。

男にとって、美しいと形と感じる感覚は、基本的には見て心地よいことであって、決して不快ではないという事から、生物たる人間の生存にとって一般的に都合が良い方向の現象を見ていると言うことだと言えると思うわけだ。

女性の体を見る時で言えば、自分の遺伝子を確実に伝え残すのに、より適していると感じることが標準的な好感反応と言えるはずだから、体の形としては丈夫でがっちりとした、決して容易に死んだりしないように見える母体を選びそうな物だが、どうも少し違うだろうか?

割と華奢でも魅力的に感じることは多々有るし、少なくとも肥満体を魅力的に感じることは余り無いのは、健康体であることが潜在意識の中で優先されているとか、不健康さを忌み嫌うかのどちらかが作用する・・・と言うことだろうか???
ある南の島国では、結構肥満体な女性が男に好まれるということがあるのは、どうしたことだろう???痩せていることは不健康の証明という地域的特長が有るのかもしれない。

乳房が大きい女性が一般的に男に好まれるというのは、オスの本能が作用し、子供を無事に育める条件に合致している為といえる可能性がある。

またヒップが大きい女性も、オスにはなかなか魅力的なのだが、これも、出産が容易であるという、自分の子孫の出産時の死亡率を下げ、母体の安全を想像させることで、やはり子孫が無事に育つ可能性を強くする物といえるだろう。

難しいのは顔の美醜の問題だ。

男にとって好ましい顔という物が有るとすれば、これも自分の子孫を無事に大人に育て上げられる可能性を持つ顔というのが優先させられるはずだから、そこいら辺りを考えてみると、オスの本能として、多くの子を沢山の別の母体から得たいと行動するはずだから、自分は子供を設けたら、次の母体に別の子孫を作りに行く事が自然の成り行きなので、自分がその母体の傍らにいなくなっても他のオスにも好まれるようなそんな母体ならば、カッコウの託卵では無いが、自分の子孫の母はその別のオスの寵愛を受け、そのオスの庇護のもとに母子共にしばらくは安全に育つ可能性もあるといえるかもしれないから、人気のあるような顔であることが子孫の生存には有利に作用するかもしれない。

オスは自分以外の遺伝的子孫を大事にしないという側面はあるかもしれないが、母という強い母性本能に守られることで、他の新しいオスによって命を落とす可能性は人間という動物では少ないということだろう。

してみると、造作がどうこうという絶対的な美という観念はともかく、同じオスという生き物に人気が有ることが必要ということになって、地域差や時代差で美の観念が変わっても、その周辺にいるオスにとって魅力的であるという相対的な人気が重要と言えるということになるかと思う。

では、それ以前の問題である、相対的に人気が出る女性と人気少ない女性の顔の問題を探ってみたい。

ここでも遺伝的に生存が、より容易に働く理由がなくては正しくないと考えられるので、オスに好まれる顔は生存に向いているということが前提とならねば理由がつけられないので、その方向から迫るが、母として自分の子孫を育てるのに適することでは先ほど人気があることを上げたが、人気が有るということはその顔が異様ではないことが必要かもしれないので、先ずは何処を見ても他の女性と極端な差が無いことも重要なことだろう。

異様な顔つきでないことの条件を更に一歩進めると、恐ろしい形相は人気も出ないだろうし、自分も好めないだろう、では恐ろしい顔とは、自分たちの生存を脅かす他の攻撃力のある野性的な生物に似ていることや同じ種属でも猛々しい存在の怒りの顔に似ていれば、好まれないかもしれないし、強く危険な他の生物似でなくても自分たちより下等な生物に近い顔つきも、より進化洗練された子孫を残すという意味からは遠のくことになることを感じさせるかもしれないので、やはり人気が無いのかもしれない。

そこを整理すると、余り特異な顔ではなく平均的な顔であるが、恐ろしい攻撃的な顔つきでもなく、遺伝的に後退するような自分たちより下等な生物には似ていないことが条件として言えそうだ。

ネガティブな恐ろしげな顔が嫌われるということをポジティブな方向へ転換すれば、柔和な優しい笑顔のような顔つきが好まれ、進化して行く方角の顔つきということは、類人猿である、チンパンジーやゴリラ等の特徴から離れている方がより好ましくオスには見えると云うことが言えるかもしれない。

具体的には、怒り顔でない、笑顔のような顔つきを持ち、ゴリラやチンパンジーから遠のく方向の特徴を多く持つ、・・・つまり色は白い方が類人猿からより遠く、鼻はやや高く、額は広く、口は小さめ、目は顔の面積に対して大きい方がより進化した姿であるし、ゴリラやチンパンジーよりも立体的な顔つきがより進化した姿に写るのだろう・・・・。猿のように毛むくじゃらでなく、チンパンジーやゴリラのように足が短くなく、猿のように前傾でなくすっくと立った姿はさらに好ましく思える特徴なのかもしれないのです。

つまりオスの遺伝子の志向は、現存する古い生物の特徴からの延長線上にある自分たちの、その後の進化の方向へシフトしたような特徴をより多く持つ者がより優れた生物であるという推量的選択を行う性能があるということかもしれないのだ。

数百万年以前の骨格から現代人の骨格へと進化してきた方向性の中で、その未来への延長線軸に有るようなそんな体や顔かたちこそが我々人間のオスの本能的志向に合致しているということで、女性の美しさのルーツとしてみたが、実際には沢山のオスに好かれる相対的な姿かたちが「美しい女」といっても間違いではないのかもしれない。






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最終更新日  2013.11.04 18:14:44
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