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2007.04.25
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カテゴリ:ちょっと思うこと
今日の新聞で、地球に良く似ているかも知れない星が20光年という非常に近い距離で見つかったようだ・・・・。

まあ、遠いと見つけにくいから近いともいえるだろうが・・・・・・笑。

直径は地球の1.5倍程で、質量は5倍、母性の恒星からの距離は太陽系の水星ほどに近いが、母性が我々の太陽のような高温の恒星ではなく矮星のような星ということで、星の組成も岩石質らしく、その星の気温は0℃~40℃ぐらいと考えられているようだから、もし水が存在すれば、生物が生きて行くのに都合の良い温度帯と言えるので、或いは生物がいるかも知れない・・・・。

ただ、10万光年の直径が有るという我々の天の川銀河のスケールで言うと極近い星ということが出来るが、近いといっても20光年だから、チョット出かけてくると言うような簡単な話ではない。

簡単に説明すれば、スペースシャトルが地球を回っている速度(時速2万8千800km=毎秒8km)でその星まで飛んで行こうとすれば、75万年かかることになるし、太陽系の外に出たボイジャーの飛ぶ速度(17.12km/sec)でも35万年かかってしまうことになるような・・・・そんな近さです。(蛇足ながら新幹線の時速200kmで行くと1億800万年かかります)

まあ、画期的な推進装置として考えられている宇宙船には核融合反応を利用して飛行する英国のダイダロスという研究があるが、ヘリウム3などを原料とした場合、核融合生成物のほとんどが荷電粒子なので、磁場の中に入るとフレミングの左手の法則により力を受け、くるり、とUターンしてくれるので、それを推力にして飛んで行こうと言う理屈だ。
この場合のこの宇宙線の磁場は超電導状態になったコイルで作ればよいとされ、理論的には秒速3万km程度の速度が出せる可能性が有ると考えられている。

これがもし出来たとしても、実は3万km/secに加速するまでにかかる時間や、一度上げた速度を目的地付近でまた0まで落とす時間やそのエネルギーを考えると、とてつもない重量(5万トン~10万トン)の燃料を積む宇宙船を作って宇宙空間に投じなくてはならず、それでも何とか出来たとしても、目的地に到達する時は数百トンの宇宙線の機体だけの重量にまで燃料を使い果たしてしまい、目的地で同様な燃料を得られなければ帰ってくることは出来ないのです。
それでも、20光年先のその星まで行くとして、目的地の地球に似た星に到着するのに、加減速の時間を考慮すれば、500年ぐらいで到着させることが出来るかもしれない。
(アポロ宇宙船を月まで運んだサターン5型ロケットはおよそ2600トンのケロシンという灯油のような燃料と酸化剤を積んで地球を飛び立ちました)


まあ・・・・・・・とにかく・・・、宇宙ってとてつもなく広いってことで今日は終わりにしておきましょうね~・・・・・・笑!!

追伸

今日の新聞記事では、今までに惑星系を持つ恒星は200個以上見つかっているが、地球や火星や金星のような岩石質の星は今回が始めての発見らしいです。
つまり1/200の確立で地球形の惑星系が存在すると言うことになるかもしれません・・・非常に分母が小さいので極めて怪しい数字ですが・・・・・。

そこから計算すると2千億個の恒星が有るといわれている我々の天の川銀河には10億個近い数の地球形の星があってもおかしくないということになりますから、ETとの通信遭遇も・・・・・或いは僅かに可能性が有ると言えそうです・・・・。





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最終更新日  2013.11.14 14:14:26
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