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2018.10.11
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カテゴリ:ちょっと思うこと
特にWeb記事の題目は典型的だと感じている。

例えば「糖質制限ダイエットはもう古い」というWeb記事を見てみるが、そうしたWeb記事は大きな文字でポータルサイトの記事の一覧に交じって出ていたりする。

大きな見出しだから、気づいてそれを読む人もいるだろうし、読むまでもなく糖質制限が必ずしも必要なわけではないというアピールであろう、と思って読まない人も多いだろう。

しかし、その見出し文の「糖質制限ダイエットはもう古い」という言葉はすでに頭に入っていて、記憶されています。

ここからは、私の認識ですが、多分この文言がメジャーなポータルサイトの一面に載っていることを考えると、非常にたくさんの人の目に留まったと思え、恐らく1000万人以上の人々がその短い文を読んだと考えられ、その短く簡潔な文言ゆえに、人々の多くは、「糖質制限ダイエットはさほど効果は無い」とか「糖質制限ダイエットは問題もある」又は「糖質制限ダイエットは最良のダイエット法とは言えない」・・・そんな印象を持つことになる可能性が高まる。

なんと、その記事を読まない人でも、それまでダイエットは糖質制限が要であると思っていた人でさえそういう印象を持つことになる可能性を否定できないのです。

そもそも、そういった糖質を抑制しなくてはなかなか痩せることは出来ないと思う事になったのも何らかの記事であったり、電車の中で見る中刷り広告であったりしていて、確固たる確信を持っていなかったりするから、糖質ダイエット、或いは糖質の代表格の炭水化物の摂取制限はなかなか辛いこともあって、糖質制限が正義ではない‥‥と言った主張は案外受け入れやすかったりすると思われるわけです。

ところが・・・、「糖質制限ダイエット」を多くの人が実践するとある種の商品の売り上げが激減することになるという所から、その業界人の打った窮余の一策で、何とか売り上げを回復させたいと考えた結果の行動であり、それらの企業人たちが仕掛けた印象操作目的のキャンペーンの一部であるという可能性は非常に高いものだと思えます。(見出しの強調効果による間接的ステルスマーケティングそのもの。)

もちろん、そうした記事はコマーシャルキャンペーンであると人々に気づかれないように、健康促進のアドバイスや、啓蒙記事の形を装って書かれ、そしてメジャーなポータルサイトに掲載料を払う事で発表されるわけです。

キャッチーな短く簡潔な文言で、健康のためにも、美しいボディースタイルの為にも糖質を控えなくてはならないと思っている人たちのマインドに風穴を開けられるとしたら・・・、その記事とその見出しはとてつもない影響力があると言えます。

従って、たとえ話のこの「糖質制限ダイエットはもう古い」というWeb記事は、言わば詭弁とも言えないこともなく、炭水化物を主な製品として成り立っている企業や業界の仕掛けたキャンペーンであるという可能性は非常に高いと考えるべきなのだと私は主張します。

そのようにメディアに溢れる情報を眺めてみて、それによってどこかの企業や業界が利益を得ることになるような因子を含んでいる、またはその正反対の記事などは、巡り巡って結果的にそれに対抗するような業界が仕掛けたものであったりするのであり、メディアによる情報とは、ほぼそういう目的をもって人々への印象操作の為に作られていたり、事実を誇張したりして記事にされていることを前提にしなくてはならないと言えるでしょう。

たとえ現実に起きた事実だけを短く報道するニュースであっても、放送局はある種のニュースは報じ、ある種のニュースは報じない、といった手法で視聴者の意識を偏向させようと試みている場合もあります。

殆どの日本の放送局はそうした偏向性を持っていると考えられ、自由主義経済の仕組みと現在の日本の憲法及び放送法ではそれは排除できないものであると理解しなくてはなりません。

単なる炭水化物を売る企業の印象操作戦略など可愛いもので、イデオロギーや他国の国家戦略にもそうしたメディア関連企業は乗っ取られ或いは浸食を受けていると当然考えねばならないという事です。

人間は情報によって精神や情操が育つ生物ですから、その情報が誰かにとって都合の良い恣意的なものであるかを見極める力が求められると言えるのです。(どんな情報にも、何らかの、または何者かによるバイアスがかかっていると、ひとまず疑ってみる事が必要です。)

人間だけでなく生物は、自分と自分の子孫にとって都合の良い世界であることを願って止まず、そのために己の影響力を行使するという基本的本能でこの世に存在している。とご理解ください。





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最終更新日  2018.10.11 21:38:13
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