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カテゴリ:美味しい物
食品を入れてあるガラス戸のあるラックから中国茶が出てきた・・・・。 思い出してみると数年前(5~6年前だった気がするが、もっと前かも知れない)私のBlogにアップした、北海道の知床で作られた伝統的塩鮭「山漬け」の記事を見て、台湾に住む高齢の日本人らしい方から、昔食べた「山漬け」をどうしても食べたくなったと言い、送ってもらえないかとBlogのメール機能を使って書かれていたのです。 下はその時にBlogにアップした「山漬け」の画像です。(山漬けは、日本古来の塩蔵鮭のことで、新巻きザケとは全く違う手法で非常に手間をかけて作られる塩鮭で、この画像は、知床のウトロで漁師をしている私の友人が手作りで作った山漬けです) メールが来たというだけで、面識もなく、何処の誰か全く知らない人でしたので、塩漬け鮭とは言え生の食品の部類に入るものだから、海外に送る手立ては無いと思い、丁重に断ったのですが、何度もコメントが入り、懇願されてしまって、私は台湾へ「山漬け」の半匹分ほどを肥料と書いて送ったのでした。 理由は聞きませんでしたが、日本に長く住んでいた方で、国籍は日本なのか台湾なのか解りませんでしたが今は台湾で人生の晩年を迎えていることが解ったのです。 まあ、殆ど縁もゆかりもない私に「山漬けがどうしても食べたい」と望まれていたので、私は断り切れずに送って差し上げたのでした。 その後すぐにお礼と言って中国のお茶をたくさん送ってくれましたが、その時のお茶がまだ残っていたと言う訳ですが、かれこれ5年以上前のお茶なので、もう悪くなってしまって飲めないだろうと思い捨てようと家内に行って捨てるはずでしたが、試しにどんなに不味くなっているか確かめてみようという事になって、今日そのお茶の一部を開封して煎れてみたのです。 パッケージは熱シールで気密良く保たれていて、開けて臭いを確認すると良い臭いがするのです。 もしかしたら飲めるのかな?と言いながら熱いお湯で煎れてみたところ、なんとも良い香りが漂って、これは飲めるよ! 飲んでみたところ全くと言ってよいほど劣化していなくて、5~6年前に頂いた時と同じ美味しさで飲むことが出来たのです。 その香りの良さは驚くほどで、5~6年ラックの中に眠っていたとは思えないものでした。 このお茶を送ってくれた台湾に住む方はその後、数度コメントを入れてくれましたが、体を悪くしてしまったというような書き込みを最後に音信は途絶えています。 今日そのお茶をしばらくぶりに飲んで、その方を思い出していましたが、どうしているでしょうか?安否さえ判りません。 頂いたときはどんなお茶なのかも調べずに少し飲んでいましたが、今日5~6年ぶりに頂いて、こんなに長く放って置いたお茶がこれほど香り良く美味しいことで、小さなラベルに書かれていた「梨山」と言う名前を頼りに検索したところ、台湾の最高級ブランドが「梨山」の茶と解り、比類なきものと書かれていました・・・・。 「山漬け」のお礼として送られてきたこのお茶は「梨山」の高山茶の中の最も良いものと思われました・・・。 素晴らしい香りは今もそのままだったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.17 00:44:35
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