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カテゴリ:アメリカならでは?!
この間、友達と ダウンタウンシアトルにある、「Brooklyn」というお店でランチをした。 おいしい生ガキなど、シーフードが売りのお店。HAPPY HOURも人気♪ 友達はマヒマヒという魚のメインを、 私はサーモンのサラダを頼んだ。 サラダと言っても、サイドでパンはついてくるし、サイズはでかいし これで十分おなかがいっぱいになるわけで・・・。 おしゃべりに花を咲かせている間に、料理が到着。 そして、友達が自分のを確認した途端に、 「これは、マヒマヒじゃないですよね?!」 と、担当のウェイトレスさんに聞いた。 「マヒマヒです。何か問題がありますか?」 と即答。 「マヒマヒというと、たたきのように半生で調理されているはずですよね?! これは完全に火が通ってしまっていますから違うと思うんですが・・・。」 と、友達も自信たっぷりに反論。 それでもウェイトレスさんは、これはこのような調理法であって メニューどおりであることを説明した。 最後に、もし気に入らなければ、やり直しをさせますが、 と言ってくれたけど、友達は 仕事中のランチで時間がないから、と断った。 友達曰く、 以前どこかで食べた時に、たたきのように調理されていてすごくおいしかった、 という記憶があったので、思わずクレームをつけてしまったらしい。 彼女は日本人だけど、こっちの生活が長いので あまりに自然な物言いに、なんだかほれぼれする気分だった私。 たいていの日本人は、 レストランで不満があっても、ほとんどクレームつけないもんね。 私も、「甘すぎる」とか「辛すぎる」くらいのことは言ったことあるけど 友達と同じ立場だったら、 疑問をウェイトレスさんに投げかけていたかは・・・? そんなこんなで、食事は進み、 私はサラダを完食、 友達も、マヒマヒはこれはこれでおいしかったぁ♪と満足し、 清算のために、ウェイトレスさんを呼んだ。 すると・・・ 「先程のお料理に満足いただいてなかったので そちらの方のチャージは致しませんので・・・。」
えぇ~っ?!ほんとですかぁ?!
友達もびっくりして、 その必要はありません、チャージしてください、と言ったけど、 お店のポリシーだからとウェイトレスさん。 ウ~ン、さすがっ! 「言ってよかったじゃ~ん!」 と、なんだか私もうれしくなって友達に言ったら、 「この喜びを分かち合おう!」と言ってくれて 結局、私のサラダを二人で割ることになった。
キャ~~~っ!わりと高いサラダが半額にぃーーーっ♪漁夫の利バンザーイ!
なんだか、えらい得をした気分のランチであった。
いいレストランであればあるほど、 「ご意見・クレーム 、Welcome!」 の対応をしてくれる気がする、アメリカのレストラン。 やっぱり、お客にまた来て欲しいだろうし、お店の度量を示す意味でも こういうサービスは基本らしい。 また別の日のディナーで、違う友達が 頼んだグラスワインが、甘すぎる、と感想を言ったら 「お好みにそうものと交換します。」 と言って、すぐにウェイターさんが別のを持ってきてくれた。 文句、というよりは、料理に対する感想を言い、 それに対して、レストランが お客の満足度を100%に近づける対応をする、ということなのかな。 (それと、チップの国、ということも大きいかもね~。)
むやみやたらに文句をいう必要はないけれど、 とにかく、言ったもん勝ちのこの国、 今度、レストランで食事をして何か満足いかないことがあったなら、 是非意見してみよう!と、心に誓った私であった。
後日談: マヒマヒを、違う!と言った友達からメールが来て 「実はあのあとよく考えたら、私が前に食べたのはマヒマヒじゃなくて アヒ(Ahi)だったわ・・・。いい人のウェイトレスさんに悪いことしちゃった~。」 ・・・一番おいしかったのは、やっぱりアタシか?!文句言ってくれてありがとう☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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