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　運動会･体育祭の季節ですね。

　うちはついに息子が高校生になったので、普通だったらもう、わが子の体育祭を観にいくことはあまりないのかもしれません。

　でも子ども達の学校では、ほとんどの保護者がお弁当をもって、秋空のもと1日を子ども達の健闘を称えに足を運びます。今年は土曜日の開催だったので、お天気にも恵まれました。

　毎年企画･運営からすべて生徒が主体ですすめられます。プログラムや設営など、毎年何かしら新しい工夫が凝らされていて、みていて楽しく、圧巻です。
　
　そして･･･、今年も息子は校内マラソンに参加しました。
予選も1位で通過し、順調なすべりだし。毎年の息子の頑張りに触発されてか、今年はなんと娘も女子の部で参加することにした、というではありませんか！！
　聞けば、娘も予選1位だったそうで、校内では、俄然【姉弟優勝】！！？という期待が高まっていたようです。

　夫も私も、プレッシャーになっては、とあまり口にだしませんでしたが、そこは親バカ、大きな期待を持って当日を迎えました。

　「走られへんようになるから、お弁当も軽めにしてね」といわれたのに、食べきれないほど作ってみたり、どきどきしながらプログラムの進行を見守りました。

　ところが、午前の部のクラス対抗リレーで、バトンを渡した後続走者に押され、スッテンコロリンと見事にこけた娘は、ひざを強打してしまいました！
　あっちゃ～！！と思わず目を覆った私ですが、怒っても嘆いてもしょうがない。
　お弁当の時間にも、苦痛で顔をゆがめている娘に「マラソン、走れるん？」とたずねたら、「うん、頑張るわ。大丈夫。」とけなげに答えていました。
　
　マラソンは、午後の部のはじめに女子、最後に男子の部が行われます。

　グラウンドをまず3分の1走って、少し離れたところにある野球部専用のグラウンドの周りを女子は3週、男子は6周走り、最後にまたグラウンドにも土て1周廻ってゴール、というコースです。
　
　娘は気力で（？）最後のグラウンド1周に入るまで、ずっと1，2位を守っていましたが、ラストスパートをかけた3年生の選手に抜かれ、惜しくも2位となりました。
　悔しさでワンワン泣いている娘に、「ようやった！！最後まで全力で走ったんやから、いいやんか！！」と声をかけながら、私も涙をこらえました。

　一方中2･中3と連続優勝してきた息子。今年も春からずっとトレーニングを続け、ひそかに優勝を狙っていたようですが、そこは1年生。強い先輩もいるようで「今年はどうか、わからんで。」とちょっぴり弱気にもなっていました。
　が、入場門そばでアップしている彼のもとに行き、「おねえの分まで走ってこい！！」と檄？をとばしましたら、「おう！」と力強く答えてくれました。
　
　その言葉通り、3連覇を見事果たした彼は、今年もひと差し指高々と掲げ、ゴールのテープを切ってくれました！！やった～！！
　
　来年は【姉弟優勝】の伝説を作ってくれ！！？･･･と密かに願う親バカです。