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カテゴリ:映画・本
ナイフ ISBN:4101349134 重松 清 重松 清 新潮社 2000/06 ¥620 ようやく【日常】がもどってきました。 先週を無事やりきることができ、ほっと一息。 言葉に書き起こすには、まだいろいろと自分の中で熟成させなければいけませんが、ステラのイベント・セミナーの運営によって学ばせていただいていること、多読指導をする上でのあれこれ(多読の基礎になる精読指導含む)、あるインタビューを通しては、子ども達と接することの大切さ、難しさを改めて認識し、今の仕事をさせていただいていることに感謝を新たにしました。 移動の時間も結構あったので、ちょっとまとめて本を読むこともできました。 しばらく、子どものいじめ・自殺が毎日のように報道されていたなか、ふと書店で手に取ったのが、この本。 短編集ですが、すべて「いじめ」がテーマになっています。 でも、その主人公達が死を選ぶことなく、【そのとき】を乗り越え、時にはやり過ごす様を読みながら、やっぱり「いじめは【いじめる側】が悪い。」いじめられる側の問題というより、いじめる側の問題である、と思いました。 作者は、いじめられている子どもの側の気持ち・思い、にできるだけ寄り添うように描こうとされていたように思います。だからこうしてください、こうだったら・・・、というのではなく、ただありのままの思いを代弁しようとしているというか・・・。 教育再生に関するニュースなども目にするなか、【自分にできること】は何か、もう一度考えつつ、一日一日を大切にしたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月24日 09時23分00秒
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