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2010年11月13日
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テーマ:小学校英語(20)
カテゴリ:カテゴリ未分類

 11月6~7日、 大阪成蹊大学で開催された

   JASTEC設立30周年記念 

   小学校英語教育フォーラム&秋季研究大会

 に参加してきました。

 ここ数年、JASTECにはできるだけ参加させていただいていますが、この
 2日は大変有意義でした。

 1日めは、まず福岡の上原先生の「ビデオによる授業研究と協議」を拝見
 しました。

 上原先生のご発表は以前にも拝見しておりましたが、その時は確か教育
 委員会にいらっしゃったはず。今回は学級担任に戻られ、ごく普通の公立
 小学校での実践です。

 いやぁ・・・学級担任でありながら、ここまでできるのか!という内容でした。
 
 上原先生のように、十分な指導力・英語力をお持ちの担任は、今はまだ、ごく
 一握りではあるのでしょうが、いつかこのような授業が日本全国の教室で繰り
 広げられる日がきたら、どんなに素晴らしいことか・・と思いました。

 続いての課題別分科会は、3会場にわかれて行われました。

 私は迷わず、

  「小学校英語で児童に見つけさせたいコミニュケーション能力の素地とは」

 というテーマでの、金森先生、国方先生、加藤先生のお三方によるリレー発表
 ⇒ディスカッション に参加しました。

 これまた興味深かった!!

 それぞれのお立場・切り口で、「コミニュケーション能力とは?」を語られました。

 なかでも今回 金森先生は、

  目指す能力は評価されるべき対象となる

 ということを強調され、(文科省からの)明確な評価規準が出されない現状のまま
 では、本当の意味で目指すべき能力があやふやとなり、結果具体的な活動の
 指針・方針も決められないのでは?と指摘されていたのが印象に残りました。


 最後は小池先生による講演:

  「諸外国の英語教育からみる日本の小学校英語の課題と展望」

 改めて小学校英語活動の実施までの道のりと諸外国の英語教育の現状を
 詳しく語られ、いかに日本が遅れていることを憂いておられました。

 そのうえで、今我々がやるべきこと、を訴えられ、後進に「立ち上がれ!」と
 力強くエールをおくってくださいました。


 JASTECは今年30周年を迎えたそうです。

 懇親会にも参加させていただきましたが、諸先輩方が築いてこられた道が
 あって、ようやく「必修化実施」となったことを互いに讃え合いながら、今後も
 力を尽くしていこう!と、ここでも、そうそうたる先生方が口々におっしゃって
 いました。


 こういった学会は、「敷居が高い」と思われている児童英語教師、またJTE
 の方は多いと思います。
 でも、「えいや!」とその敷居をまたいでいくと、自らの視野を大きく広げる
 ことができます。

 現場で起こっていること、生の声を研究者の先生方に伝えていくこと、そして
 私たちももっともっと理論を学び、指導者としての質を高め幅を広げること。
 両方が交流していくことで、子どもたちの学びの環境をよりよくしていけるのか
 な、と実感します。
 児童英語教師のみなさん!次回はぜひ一緒に参加しませう。

 2日目朝いちは、矢次JASTEC会長によるワークショップ。

 「効果的な絵本の読み聞かせの進め方。」
 
 たった20分の中に、いろいろな絵本を紹介してくださいました。
 ほんとは、もう少しひとつずつの実際の進め方をみせていただきたかった
 なあ・・・。というのが正直なところ。20分は短すぎ。
 でも、新しい収穫もありました。

 続いて、梅本先生の「ICTの効果的な活用法」

 こちらはご自分でもおっしゃったとおり、機器の使い方の紹介がメインでした
 が、さすがの(?)話術で、あっという間に20分が過ぎました。

 多くの小学校では、まだまだ使いこなされていないICTですが、HRTが
 上手に活用すれば大きな武器になることを改めて知りました。


 そして、午前のメインビデオによる授業研究と協議。こちらは

   「自分の一日について話そう(6年生)
    -学級担任と外部指導者の特性を活かしたTT」

  と銘打たれ、近畿大学の田辺先生と公立小学校のHRT竹田先生のTTの
  授業の様子を紹介くださいました。

  個人的には、英語にも指導法にも堪能な外部指導者とHRTとのTTの形が
  一番理想的だと思っている私には、こうでなくちゃ!という授業でした。

  JTEの指導のもと、授業計画・指導案は、十分吟味されプランニングされて
  いますが、現場でHRTが「演習がもう少し必要」と判断されたときには、きちん
  とそれをT2に伝え、その場でプラスされたりというように、HRTがイニシア
  ティブをとっておられていたのが素晴らしかったです。

  竹田先生は、英語がそんなに得意というわけでもない、ごく普通の公立小の
  先生ですが、必要なクラスルームイングリッシュを体得し、授業ではそれを
  駆使しておられました。視覚教材を効果的に使い、導入⇒展開⇒発展のプロ
  セスもきちんと踏まえられていました。
 
  まさしく英語指導のプロと、初等教育のプロがうまくコラボレートした授業でした。


  お昼ごはんを挟んで午後の課題別分科会。
  どのセッションも魅力的。う~~ん、どこに参加しよう・・・と食事の間も悩みました
  が、結局

   (1)「外国語におけるタスク ---戸塚第一小学校5年生の実践
   (2)「国際理解・他教科横断的視点からの試み
      ---【色】を通して、文化や平和について学ぶ授業展開」
   (3)「自律的学習者を育成する小学校英語Can-Do評価導入の試み」

  の3つを拝聴してきました。

  (1)は、タスクベースで授業を展開しようと、ひとつは「お米」をテーマに
  した授業と、「赤ずきん」の劇指導の実践報告。
  津田塾大学の吉田先生と、博士課程におられる執行先生のご発表でした。
  
  テーマ学習、ドラマ指導のどちらも私自身がこれまでに試みてきていること
  ですので、大変興味深かったです。

  特にドラマ指導(インプロでやる「静止画」の手法を取り入れておられました。)
  は、1年生から相当な時間数英語活動をされてきている戸塚小学校だからこそ、
  ここまでの表現活動ができるのかな?と少し羨ましく感じました。


  (2)は、宝塚市のJTE、フィゴーニ先生のご発表。
   こちらは、私が昨年実践した内容ととてもよく似ているところがあり、大変興味
   深かったです。
   このような活動は、児童の情意面にどこまで踏み込むか、注意しなければならな
   い点も実は多く、私自身迷うとところも多いのですが、こうしてご発表されている
   のを拝見すると、工夫は必要ながら、もっと発信していってもよいのかな、と
   感じました。


  (3)は、東京外語大学 長沼先生と品川区の小学校の先生とのご発表。

   Can-Do評価については、非常に興味をもっていて、こどもの「できる感」を
   育てるための評価規準を明確にしていくこと、の大切さと注意点がわかりま
   した。

   1日めの小池先生のお話しにもありましたが、CEFR(Common European
   Framework of References for Languages)については、もう少し勉強
   いていきたい、思います。

   内発的動機づけ、自己肯定感を高め、自律的学習者に育てること。
   そのための評価規準をしっかり設定していくことの必要性をこの2日間で
   痛感しました。

   
   そして、2日間のオオトリは、森住先生、アレン玉井先生、管先生による
   シンポジウム:「これからの日本の英語教育と小学校の英語教育」

   これは、本当におもしろかったです。
   いろんな裏話もあり、それぞれ違った観点・立場で意見を交わされて
   おり、思わず「そうだ!」とこぶしを握りしめたり、涙したり・・・。

   教育を考えるとき、政治・予算を切り離しては語れないこと。
   お粗末な現実。
   その中で、いかに現場の教師が大きな視点を見失わず、現実の授業の
   中で努力を惜しまずに踏ん張りつづけられるか。
   
   アレン先生が、「ムクドリの話」を紹介して、
     Think globally,Act loaclly!
   と叫ばれ(このときには、涙が出た・・・)、

   森住先生が「立ち上がれ!走りながら考えよう!」と檄をとばされて、

   会場は大きな熱気に包まれたまま閉会したのでした。


   自分にできることは、ちっちゃいけど、もうちょっと、あともうちょっと、
   がんばろう!と思いながら、家路についた私です。

 





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最終更新日  2010年11月13日 10時04分44秒
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