テーマ:夫婦のつくりかた?!(456)
カテゴリ:こころ
年に一度行くか行かないか、というくらいの古本屋さん。
半年ほど前に行ったら 偶然にも、飯島夏樹さんの本が置いてあって 即買いました! 飯島さんは4人の幼い子どもと奥さんを残し 30代でガンで亡くなられた元プロサーファー。 まだテレビがうちにあった頃(何年前??) たまたまドキュメンタリー番組に出演していたのを見て 記憶に残っていた人だった。 古本屋さんで本を見つけたときも 迷わず、買う!と決めた。 何か買うときには、さんざん悩んだ挙句 結局買わないという選択をすることが多い私には珍しいこと。 これも何かの縁なんでしょう。 人との出会いと同じように なぜかどーしても気になる本との出会いもときどきある。 そして、そのときの自分に必要なメッセージをくれる。 買ったときに一度読んだんだけれど この頃ココロが保育園に行っている間、時間ができて 家にある本を順に読み返している。 飯島さんの本は今回も素敵なメッセージをくれた。 結婚した従弟たちへの願いを綴った部分から引用しました。 (パートナーとの関係で悩んでいる人必読!!?) ----- これからの二人の上に たくさんの試練や困難が降りかかってきますように。 しかし、それを通して 二人がひとつになり、乗り越えていけますように。 そして、二人が将来天国に行って、殻を割った時に つるっとしたタマゴではなく、傷だらけのタマゴでありますように。 酷い願いである。 でも、順調満帆で行くなんてほうが おかしな話なのである。 なんといっても、二つの自我が一つの屋根の下で暮らしていくのだから たくさんの衝突はあって当然。 その時に、コミュニケーションを深めて 一歩一歩解決へと二人力を合わせ進んでいくのが、夫婦であるような気がする。 ただ自分の快楽だけのために、 主従関係のようになってしまっている悲惨な若い夫婦も多いと聞く。 彼氏彼女のうちはそれでも十分なのかもしれない。 「彼氏彼女」は世間から逃避でも保つから。 しかし結婚となるとそうはいかない。 全く逆、世間への参加である。 二人だけが夢心地でいればそれでいいのではない。 (中略) 将来従弟たちが傷だらけのタマゴの表面を見て、 ああこの傷はあの時苦労した時のものよね これはあの時のと、 二人で語り合えたらどんなに素晴らしいだろう。 暗に見せかけだけの仲良しを気取らず、 本気で日々の困難を二人で乗り越えていってほしいなぁ。 ~『ガンに生かされて』より --- これは処女作の小説 その続編 そして、自らの闘病の様子を綴ったノンフィクション 夏樹さんが亡くなったあと 妻の寛子さんが書いた飯島家の暮らしの様子 今年の夏に出版されたばかりで 私もこれから読みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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