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2006年11月05日
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テーマ:自転車日和(482)
カテゴリ:箱根編
昨日は早く起きて、念願の(無謀な?)箱根へのロングライドを敢行しました!予想を裏切らず、やはり、サバイバルなサイクリングとなりました泣き笑い

【月日】2006年11月4日
【天気】曇時々晴れ
【走行距離】66.99km
【走行時間】4:22'53
【平均時速】15.2km/h
【最高時速】50.9km/h
【累積距離】654.3km

自宅から平塚へ出て国道1号線を大磯、二宮、国府津と順調に進み、小田原に到着。

ここまではペダルがクルクル回ります。楽しくてしょーがない感じ。数時間後の苦悶の表情は微塵もありません。

小田原城城門

素通りしていこうかと思っていたのですが、やはり立ち寄っちゃいましょう。自宅を出てから一時間ちょっと。休憩がてら、お城を見学。

北条氏の居城だった小田原城

小田原城天守閣

現在の小田原城は、象が守っています。観光客が多いのを喜んでか、困っているのか分かりませんが、サービス精神満点で、歩き回ったり、鼻を大きく動かしたりと、お茶目な象さんでした。

象だぞう

小田原を散策し始めたら、それだけで一日が終わってしまいそうなので、サイクリング再開。再び1号線へ。小田原から箱根湯本まではほとんど平で道も広いしラクラク。

湯本から、箱根サイクリングの真髄、登りの坂道がスタートです!
話には聞いていましたが、ひたすら登りますアップダウンが続くのではなく、アップアップが続きます。もちろん、自分もですわからん

途中、道路を歩く年配のご夫婦に「頑張れーっ!」の声援を受けます。余程アップアップしていたのでしょうか?
えっ!?と思いながらも、「ありがとうございます!」。どうしてもみんなに同情されてしまう、箱根駅伝のビリッケツ走者の心境です。

箱根はよく車で行くのですが、ドライブするときのイメージでは、宮ノ下までが坂がキツくて、宮ノ下から元箱根(芦ノ湖)はそうでもない?と思っていたのですが、走った感覚ではむしろ逆でした。

湯本から宮ノ下までは、苦しいながらも坂を登っていく楽しみ、『ペダルを回せば、登り坂だって前に進むんだ』という当たり前の理屈に納得したり、下ってくるロードバイクの兄さんたちをチェックしたりと、余裕があるのですが、宮ノ下~小涌谷、さらには小涌谷~芦ノ湯温泉の区間では既にそんな余裕はなくなっていて、

『また登りかよー。そろそろ下ろうよー!』

という意味不明なイライラと、足とお尻の痛み(初めてです)に悩まされ、

さらには、『なんか曇ってきてるし、上は霧だよ。そろそろ引き返せば?そしたらずっと下りだよ!楽になるよ~♪』と小悪魔さんが囁いてきます

山も怪しい雲行き。

濃霧

ここまで来たからには、という一心だけで、時速5キロ~7キロという歩いた方が早いのんでないの?というペースで漕ぎつづけます。
また、小涌谷あたりからはかなり冷え込んできて、短いバイクパンツでは足が冷えます。せっかく最近ロングのバイクパンツを買ったのに、朝から暖かかったので油断しました。ここまでで汗をたっぷりかいているので、それが冷えて尚更身にしみます。

静かな道

が、冷え込んでいる分、麓ではあまり見られなかった紅葉を見ることができました。

紅葉

登るのも飽き飽きして休憩。麓で非常食として買ったどら焼きがウマイのなんの泣き笑いどら焼きってこんなに美味しかったんだぁ?と感動です泣き笑い

休憩ちゅ

引き返したい誘惑に、なんとか負けずにフラフラ走り続けると、目の前に大きな坂。
芦ノ湯温泉は通過したし、もうコース終盤のはず。あの山の向こうは…、そう、芦ノ湖

最後の坂登り

この坂のテッペンは国道1号線で一番標高が高いところ。これで登り坂地獄が終了です。

最高地点

ここから元箱根(芦ノ湖)までは下り。ほとんどペダルを回すことなく、間もなく芦ノ湖へ到着!

ゴールモータースポーツ

ゴール!

芦ノ湖直前まで曇でしたが、芦ノ湖に着くと雲が切れ、晴れてきました。晴れると暖かいスマイル

芦ノ湖は晴れていた

食堂で食べたカレーライス(全然フツウのカレーライス)が、泣けてくるほど美味しかった。山に登る前には、おにぎりを食べ、途中でどら焼きも食べたのに、カレーを平らげるのは一瞬でした。体が喜んでましたスマイル

往路に思いのほか時間をかけてしまったので、あまり湖畔でゆっくりはできません。足もなんかみたいになっちゃったし(感覚があんまりない)、帰れるんだろうか?と心配でしたが、カレーライスで気力を復活させて復路へ。

復路は、一瞬でした

あんなに苦しかった往路がウソのようです。ペダリングは要りません。往路でつらかったエリアも一瞬で通り過ぎていき、感慨に浸る余裕はありません。ブレーキを酷使するので、箱根に行く時にはブレーキの整備は忘れないでくださいね。ブレーキシューが弱っている場合や、路面が濡れている場合はとても危険です。

一息で宮ノ下まで降りてきましたが、宮ノ下から湯本までは車が渋滞しており、ゆっくり路肩を進みます。

清流

それは、箱根湯本まで、もう少しの地点でした。

車の脇、路肩を走行中、足元から異音がっーーーー!!!

ブシュ、シューッ!時間にして約1秒。後輪が、パンクしましたショック

クロスバイクをはじめてから、初のパンクです。そろそろじゃないの?と思っていたら、やはりきましたぜ。


持ってきて、良かった。

オーストリッチL-100輪行袋 超軽量型

実はギブアップに備えて輪行袋を持ってきてました。小田急線箱根湯本駅まで自転車を押していき、輪行スタンバイ。

そのまま自宅の最寄駅まで電車で輪行して帰りました。

こうして、初の箱根チャレンジが終了しました。家まで自走できれば、丁度100キロくらいだったですが、それは次回の宿題として、また(いつか)、チャレンジしようと思います。

箱根サイクリングのお土産は、穴の開いたチューブ、そして今日になって実感する足・お尻・膝の痛みですが、エキサイティングでサバイバルなサイクリングになりましたスマイル





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最終更新日  2006年11月05日 23時10分30秒
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