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DJLJMOM

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2005.09.16
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カテゴリ:その他
前回の日記では予想通りご心配をおかけしていしましました。
そうそうコメントでご指摘があったように最近は爆笑してなかった。

私の仕事はいつも難解なコンピュータの質問に向かって
常に緊張状態が続くんですね。
いつも心臓がドキドキしてる状態っていうか。
それに仕事の行きも帰りも常に走ってるし(笑)
っていうのも朝も帰宅後も少しでも坊主達と過ごしたいからなんだけど。

友達や同僚とのディナーや仕事帰りのウィンドショッピングも
私にはあり得ないのよね~。
そんな暇あったら一刻も早く帰って家族に会いたいの。

そんなギスギス急ぎすぎの毎日で疲れがたまってるんだろうな~

それとね、今回のこのちょい鬱にはもうひとつ原因があった。

Hurricane Katrina
本当にショックだった。
アメリカの現実を目の当たりにして、消化できないいろんな想いで吐いてしまったほど。

うちは日本の民放もNHKも見れなくてCATVのみ。
だからこの件に関してはCNNでしか見てなかった。
日本の報道がどうなのか、全く知らなかった。

それで会社のお昼の時間に同僚達とその話題になった。
その時聞いた一言で私はさらに凹んだ。

Aさん「奴らってあんな状態でも盗みとかすんだよな。」
   「ほんと、黒人てたくましいっていうか、なんていうか。」
Bさん「新潟の地震とかさ、日本人は絶対にあんなことしないよね」
Cさん「日本にはあそこまで貧しい人っていないじゃん」
   「もう育った環境とかで人間性が違うんだよ」

私は会社のデスクに「黒人」の主人と子供の写真を飾っている。
でも私の目の前で↑な発言を平気でした。
そして一番厄介なのは
この人達はこういう発言になんの罪悪感もないのだ。
悪気が全くない。

私はご飯が飲み込めなかった。
怒りや悲しさでゴムみたいにしか感じない口の中のご飯をただ噛んでた。
それでさっさと席を立って外の公園でボーッとした。

後で聞いたけど日本のTVではニューオリンズが
無法地帯になってるって事ばっかり放映されてたみたいだ。

元気になりたくてその事を含め
今回のハリケーンに対するアメリカ政府の対応に対する怒りとか
私の苦しい気持ちとかを
ニューオリンズに留学してた友人にメールをした。

「ほんと日本人て常識ないよね、平和ボケってやつ?」
「馬鹿ばっかり。」
「××さん、もうとっとと日本出てあっちに住みましょ。」
それが彼女からの返事だった。

それで私はもっと混乱した。
「????????」
彼女には私の見ている事が全然見えていないみたいだ。
留学経験者の大半がそうであるように
彼女にとってアメリカ在住は将来の目標で
アメリカは夢の新天地なのだ。

すごく孤独に感じた。
私のうまく説明できない絶望感は誰にも伝わらないみたいだった。

その夜大親友の黒人女性から電話が来たとき
私は大泣きしてしまった。
それは前回の日記でも書いたけど本当に単純な事。

肌の色で自分を憎む人がいたり、ジャッジされたりする事実。
命を尊重されない事実。
アメリカからこんなに離れた日本ですら
「犯罪者で野蛮なやつら」でくくられる。
どうして??本当にどうして??だった。
私には理解できない。したくない。許せない。

彼女は日本の英語学校の教師なのだけど
日本人の生徒でやはり黒人批判をした人が何人もいたそうだ。
それで彼女もまいっていて一緒に泣いた。

電車で主人が座ったらさっと席を立った人。
黒人はいやだと言うたくさんの賃貸住宅の大家。
うちの子供達が挨拶をしても無視する人達。

一体黒人があなた達に何をしたっていうの?

被災者を奴らでひとくくりした同僚達。
何千もの命が失われた事、何も感じないの?
弁当食べながら談笑できることなの?

そしてアメリカに住んだ事があって
なおかつ今回のニュースを見ても
アメリカは夢の新天地なの?
物が安い?自由?満員電車がないから?

黒人である主人、そしてこれからHalfBlackとして生きていく息子達
ママは胸が張り裂けそうなの。

その夜主人にその事を話したら彼はすごく冷静で、
明日、ううん、またその話題になった時、
ちゃんと自分の言葉で説明しておいで。

時間の無駄でしょ、そんなの、と私。

無駄じゃないよ。言論の自由だし。
説明してわかんなきゃそれまでで、ほっときなよ。と夫。

あなたと子供達を愛してるから、私辛いんだよ。
苦しくてどうしていいのか分からないんだよ。
戦いたいけどどうやっていいか分からない。
怒りだけがたまっていくよ。

確かに世界はFukedUpな事ばかりだけどさ、
僕たちにできるのはそれでも子供達に
未来は明るくて良いものだって希望を与える事だよ。
自分たちに誇りを持たせる事だよ。
そうしたら状況はきっと良くなる。
まだまだずーっと先の話だけどね。
そのためにできる事をするのが戦うってことだよ。

それで次の日のお昼にやっぱりまたハリケーンの話になったので
勇気を出して自分の想いを語った。
楽しいお昼なのに、何熱く語ってんだよって思われたと思う。

でも一人関西出身の人が

私は阪神大震災の被災者だけど
そうそう、経験してみなくちゃ分からないのよ。
あの時は日本でも略奪やレイプがあったし、
目の前で人が死ぬのを見てしまった子供達もたくさんいた。
ほんとに地獄だもの。
だから私はハリケーンのニュースは恐ろしくて見れないの。
経験してない人には所詮他人事なのよね。
でも私は地獄を体験して良かったと思ってる。
少なくとも色んな事を感じる事ができるから。
と言った。

みんながシーンとなった。

××さん、行こう。

その人に即されて私たちは外の公園に行った。

その後ハリケーンの事や人種問題の事は一切話さなかったけど
私はすごく嬉しかった。
主人の言う通り、話して良かったと思った。

私は専業主婦時代の1年間、自宅で英語教室をした。
無料で1歳から3歳の子供とママ達に
毎週1回英語を教えた。

9/11の後で、憎しみのチェーンを断ち切るのに
こんなちっぽけな私に何ができるか考えた。
それで主人と同じ、それは子供達に希望を与える事だと思った。

愛は世界を変える。
嘘っぽいけど本当だと思う。

だから私が英語を教えた人達には
言葉を交わして心が通じれば肌の色なんて関係ない、
そういう思い出を作ってほしかった。
あの子達が大きくなって
「黒人てさ~」と言われたときに
でも俺が小さいとき仲良かった子のパパは黒人だったけど
すっげえいい人だったぜ、黒人だから、とか言うなよ
とか言ってくれたら
そういう想いを持ってくれたら、
そんな小さい事が広がって
主人が言う「よい状況」になるのだと信じたい。

あきらめないこと。簡単そうでとても難しい。

でもそれがこんなにちっぽけな私にもできる
大きな事なんだと思う。

ご心配かけたけど今はだいぶ元気です。
いつも支えてくれる主人と義母と親友Kに感謝。

そしてHurricane Katrinaの被害者の方達
私のSoulはいつもあなたたちと一緒だから。
あきらめないで、頑張って。
被災地の復興と被災者の方に笑顔が戻る事。
心から祈っています。





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Last updated  2005.09.17 01:41:35
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