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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:世界一周 チュニジア
そうして、マトマタはシディ・ドリスのチュニジア人に頭に来てしまいましたが、
そんな私の心を和らげてくれたのもまた、チュニジア人でした。 マトマタからバスでガベスに到着。 ガベスで、首都チュニス行きのバスを待っていた時のこと。 待合所で隣の席に座っていた10才くらいの女の子が、 自分の歯のレントゲン写真を持っていました。 歯医者からの帰りなのかな?!でも、自分でレントゲン写真持ってるのもスゴイ 全然フランス語分からないのですが、 なんとか”ほぼジェスチャー”で話しかけてみました。 すると嬉しそうに彼女は、いろんな事を話してきました。 でもゴメン、やっぱり分かりません 分かったのは、日本人?住んでるの?どこ行くの?って訊かれた事くらい。 そのうちに、彼女のお母さんが「バスが来たよ~」って呼びに来たので、 バイバイして、私はバスターミナルのトイレに入りました。 すると、 「ナオコー!ナオコー!」と、女の子の呼ぶ声がトイレに響きわり・・ 「ん?!それは私の事かしら??」 日本人は他に見当たりませんから(っていうか、チュニジアで見かけてませんから) 100%私の事に違いないでしょう。 トイレから出ると、やっぱり女の子が立っていました。 どうやら、彼女のお母さんも、私を家に招待したいと言っているらしく、 これから一緒にバスで来ないかって話だったようです。 ものすごく嬉しかったけれど、チュニスに行かなければいけないので断りました。 そして、日本から持ってきていた小さなメモ帳を彼女にあげると、 とても嬉しそうにお礼を言ってくれました。 そうして、女の子とお母さんを見送って、私のバスも来たのでチュニスに向かいました。 ・・・いつの間にか、 さっきまで怒っていた私の心が、おだ~やか~になり、 温かい気持ちになっていました 彼女のおかげです はっきり言って、イタリアからチュニジアに向かうフェリーの中でも、 チュニジアに入ってからも、各地でチュニジア人は本当に親切でした ある時は、乗り合いタクシーで、最初に降りた人が 自分が降りる時に、知らない間に私の分まで支払ってくれていたり・・・。 (これはまるで、食事に行って知らない間に支払いを済ませてた・・・みたいな?!) ある時は、食事の出来るお店を探していたたら、 連れて行ってくれた上に、ご馳走してくれちゃったり・・・。 いろんな話をしたチュニジアの人々 なぜか厨房で食事を摂らせてもらったお店 意外と日本のことをよ~~く知っていて、 なんと、皇室の後継ぎ問題まで「どう感じてる?」なんて訊かれた日にゃ・・・ それにこの日、ガベスから首都チュニスに戻るバスの中では、 20代前半の女性1人、男性2人と4人で、ずっと楽しい時間を過ごせたんです 彼らはそれぞれも知らない人同士、 女性はチュニスよりも北の方に住んでいて、もう結婚していました。 男性2人は、洋服屋でチュニスに仕入れに行く人と、 もう1人は、医学生でした。 席が隣、前で、何だか長いバスの中、自然に仲良くなっていきました 休憩でバスを降りると、私の分のお水まで買ってきてくれたり 言葉は片言くらいしか通じませんでしたが、 なぜか、終始お腹がよじれるくらい大笑いし、本当に楽しかったのです!! 首都チュニスでも、 最後の夜に、インターネットカフェなるものを見つけ、行ってみた時のこと。 3時間もやっていたので、そろそろ引き上げるか・・・と思って お会計をお願いしたら、 そこに来ていた、近くの新聞社に勤めている方が 既に、支払いをしてくれてました。 「ええ~っ!!困ります。払いますから。」 ・・・と言っても、「遠い国から来てくれたのですから」と、ひと言。 私がどれだけ感動しちゃったか・・・ マトマタのシディ・ドリスは例外。 本当に素晴らしいホスピタリティを持ったチュニジア人なのです チュニス、メディナのフランス門 メディナの土産屋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 28, 2007 02:18:29 PM
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