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カテゴリ:マンガ感想
大学時代、フランスに留学した経験がある友達が言っていた。
友達が作品を作り先生に講評された時のこと… 「なんで日本人はみな内に内にと作品を創るんだ。他の学生の作品を見てみろ!外へ外へと拡がっているだろう!」 私はこの話を聞いた時、゛ああ、なるほど…゛って思った。彼女も私も、おそらくそこで学んでいた他の日本人も、ある意味それは血だと思った。 ミニマム化するのが得意な日本人。こまごまと没頭するのが好きな日本人。 皆が皆そうなわけではないけれど、他の国の人と比べたらそうゆう血と言うか文化と言うか信念と言うか、あるのかもしれない。 それにそう聞くと安心する私もいるのだ。 別に私の精神が劣っているわけではないのだと。 実際劣っているのかもしれないけど、友人のその話しはたまに思い出すと私を安心させる。 私は今、安心したかったのかもしれない。 今日こそは、今日こそはと、部長に退職願いを出そうと意気込んではいるんだがなかなか実行に移せない。 これはポジティブな退職だと自負しているのだが、きっと自分にけじめがつけられてないのだろう、きっと未来への欲望が曖昧なのであろう、踏み出せずにいる… 悪い頭はまだまだ使い込まなきゃならないらしい… <終> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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