カテゴリ:非常識系
運転手さんシリーズ(?)には、バスの話もあるので、まだまだ続きそうなのだが、クルマの話をしていたら、教習所の教官のことを思いだした。
最近の教習所は、お客さん獲得のために、至れり尽くせりだという話を聞いたが、私が免許を取った10数年前は、そんなもんじゃなかった。教官はほぼ全員、無愛想、無礼、やる気ナシ。車庫入れを習う回に当たった教官などは、お手本を一回見せてくれただけ。あとは助手席で「教官試験問題集」みたいなのを読んでいた。 教官にもランクがあるらしく、昇級試験みたいなものの問題集が存在することを、その時初めて知った。で、その教官は、私が車庫入れに失敗すると「何やってんだよっ。まじめにやれよ。ぼけっ」と言った。まじめにやってるよ、ぼけっ。と言ってやりたかったが、黙っていた。そしてボケと言われるのがいやで奮闘したせいか、二度目にはちゃんと、車庫入れができるようになった。するとこの教官、「できるクセに、とろとろやってんじゃねーよ」とほざいた。ムカツクー。 人間、成せば成るということの証明でもあるが、火事場のクソ力でできた車庫入れだから、ちゃんとした理論(?)を、私は覚えていない。だから、今車庫入れをやれと言われたら、たぶん、できないと思う(私はペーパードライバー)。何のために教習所に行ったんだか…… ヘンな人に会う回数の多い私のことだから、教習所ではかなりヘンな教官に当たったが、実技試験で同じグループになった男性ほど、ヒドイ目にあわなかったことは、天に感謝したい。 待ち時間中にこの男性が縷々語った話はこうだ。 クルマに乗ったら、まず、イスの位置、ミラーの位置などを点検し、ちょっといじるフリをしないと、教官からどやされるのはご存知の通り。だからその日も、その男性は形ばかりにイスとミラーいじりを行った。すると教官が、ヒステリックに絶叫し始めたのだという。 「オレとオマエは同じくらいの身長だぞ。そしてそのシートはプロであるオレがあわせたものだ。それを何か、オマエは。オマエの方が足が長いとでも言いたいのか。オレがあわせたシート位置に文句があるのか!!!!!」 その男性は、あまりのことに頭が真っ白になり、何も言えなかったそうだ。そして、教習時間中ずっと、ねちくりねちくりと、シートに関するイヤミを聞かされ続け、その日の教習項目をついに、パスすることができなかったという。 運転の上手な人だからこそ、教習所の教官になれる訳で、それを運転がド下手というか、まだ運転になっていないような生徒に、一日中つきあわなければならないのだから、教官の人相が悪くなるのも分からないじゃあない。が、そこが我慢できないのなら、教習所に職を求めるべきではないと思うし、そういう人は所詮、出世できないと思う。 どんな職場にも、不満だらけの人っているんだろうな。人の振り見て我が振り直せ、である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月23日 18時29分26秒
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