カテゴリ:勘違い系
さりげなーく遠回しに自慢する連中のことを書いていたら、山本鈴美香のことを思い出した。マンガ「エースをねらえ!」で一世を風靡した、あの山本鈴美香である。
前にも書いた、私の勘違い従姉が大の少女マンガ好きで、古い漫画雑誌や単行本を、山のように持っていた。特に山本鈴美香と山岸涼子(だったか?)が好きだったようで、マンガ作品はもとより、インタビュー記事のようなものまで持っていた。 その従姉から借りるか、家に遊びに行ったときに読んだ中に、山本鈴美香という人の本性(?)を垣間見せる記事があった。あるエッセイ風のマンガだったか何かで、「学生時代、自分はスラックスをはかないと、電車に乗れなかった。スカートをはくと、何故かチカンに合うのだ」というようなことを言っていたのだ。 要するに、どれほど美しい足をしているかという自慢だ。それを読んだ当時、私は確か小学生だったような気がするのだが、当時はまだ素直だったので「へー、この人顔だけじゃなくて、足も綺麗なんだ~~~」と思った。でも心のどこかで、ビックリするほど綺麗な人なんだから(少なくとも写真では)、そんな風に自慢しなくても良いのに、と思ったものだ。 その後、従姉のマンガストックの中で、また、別のマンガだったか、文章だったかで、 「さりげなくウソをつく方と私」に出てくる知人、友人と同じような語り口で、自慢話をしているのを発見した。いわく、 高校時代、男子クラスメートは我が家に良く遊びに来た。皆、私に会いに来るのではない。私の母の姿をかいま見たいが故に来るのだ。 それを読んだ時は、もう中学生くらいだったのかもしれない。様々な「ヘンな人」との出会いにより、現在に等しい観察眼が身に付いていた私は、「母親がどんなに美人であるかを、遠回しに自慢することで、美人でありながら謙虚でもある自分をアピールしようとしているな、この野郎」と思った記憶がある。 と言うよりも、「それほどまでに美しいお母さんを持つ家庭環境」って、何かこう少女漫画的で、カッコイイ感じがするじゃないか。少なくとも私はそう感じ、そう感じさせようという意図も、同時に感じ取ったのだった(ひねくれているのかも)。 私の周りの「さりげなくウソをつく方」は皆、どこか神経を病んでいるようなところがあったり、実際に、神経を病んでしまったりした人もいるが、山本鈴美香もまさしく、このタイプだと思う。何しろその後、(ご存知の方も多いと思うが)彼女は巫女さんになってしまったのだから。 ~つづく~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月28日 14時15分56秒
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