カテゴリ:妄想系
先日、某駅の改札を入ったところで、ホームへ続く階段脇の壁に額を押しつけた恰好で、何か大声でわめきちらしている男性を見かけた。
左手を耳元に上げていたので、てっきり携帯電話で誰かとケンカしているのだと思ったが、通り過ぎざまに手元を見ると、何も持っていなかった。独り言系の方らしい。 その後、某駅の改札を出て、バスに乗ったところ、今度は小声で文句を言っている男性に遭遇した。私の真後ろに座っていた彼は、「いや、だからさ、そういう風だから、○○ちゃんが怒っちゃったワケだよ。どうしてそれが分からないかな~。そのくらいのこと、察してやれないようじゃ、オマエ」とか言っている。 ひっそりした声、誰かを説得しようとする声音から、やっぱり携帯電話だと思っていたら、ふと気づくと、私の横の人口密度が嫌に高い。ぶら下がっている広告を見る振りをして振り返ったら、このおじさんも手ぶら。独り言系の方だ。それが気持ち悪くて、おじさんの座席の横にいる人が、私の方向と、おじさんより後ろの方向へと詰め、その結果、バス内の人口密度分布に異常が出たらしい。 独り言系の方が、自分の後ろにいる。○○ちゃんが怒っちゃったワケだとか言う話を、視線を落とし、自分の背中に向かってつぶやいている、と分かると、変な人に対する免疫力の高い私でさえも、かな~り気持ちが悪かった。 それにしても公共の乗り物周辺には、ぶつぶつ言う人が多いのは何故なのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月05日 00時03分45秒
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