カテゴリ:勘違い系
日本語の会話の中に、英語っぽい発音を持ち込む方が、私はあまり好きではない。たとえばファンタジーを「ファンタシー」と言う人。
ファンタジー系のマンガ同人誌に参加していた友達がいて、彼女の知人たちがやっている季刊誌みたいなのを、無理矢理買わされたことがある。せっかくお金を払った(払わされた)のに、中を見ないのもナニだから、パラパラめくっていると、同人誌界では結構有名らしき作者さんたちが、「ファンタジーって言い方には耐えられない」とかいう座談会をやっていた。 もちろん、それが座談会の趣旨ではないのだが(テーマは日本におけるファンタジーの系譜、みたいなそーゆーやつ)、出だしの話が「ファンタジーじゃなく、ファンタシーと言え、バカッ」みたいな話だったので、いっぺんに興ざめした。いーじゃん、日本では「ファンタジー」って濁るのが一般的なんだから、英語風に「ファンタシー」とか言わなくたって。 むかし「でりしゃす、じゃなくって、でりーしゃす」と言うようなコマーシャルがあったような気がするけど、そんなことはどうでもいーじゃないか。どうせ「でりーしゃす」とアクセント位置を変えたところで、ネイティブには大差なくしか聞こえないと思うぞ>日本人発音 「パトリオット・ゲーム」という映画があった。私は見たことが無いが、友達と話をしているときに、そのうちの一人が「見たんだ~」という話を持ち出した。私たちが「へー、それってどんな映画? 面白かった?」と訊こうとした瞬間、中の一人が「パトリオット・ゲーム? ナニそれ? もしかしてペイトリオット・ゲイムのこと?」とほざいた。日本国内での話である。ばかものっ と言うわけで、私は「CD」を「すぅいーでぃ~~~」と発音する人が好きではない。「しーでぃー」って言えよ!と思う。「すぅいーでぃ~~~」と言うくらいなら、「しーでー」とか言っちゃうおじさんの方が、ぜんぜん愛嬌があってイイ。 ってな話を、職場で大声で話していたら、そういう話に一番乗ってくれそうな男性がちょうどやってきた。「ねーねー、○○さん、しーでぃーってさ」と言ったら、本当に、なーいすタイミングで彼が「あ、それで思い出した。オレのすぃーでぃーろむのケースが見あたらないんだけどさ」 ブルータスお前もか…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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