カテゴリ:非常識系
昨日(日付的には今日)、花見に出かけた。と言っても、花の下で宴会をしたワケではなく、散歩がてら、都内の某桜の名所を歩いてきただけ。
散歩道のようなところなので、およそシートを敷いて宴会するような場所ではないのだが、おじーさん、おばーさんの団体さんが、通行人の迷惑も顧みず、オニギリとお茶とお茶菓子で盛り上がっていた。まあ、楽しそうだから、いっか。 途中で、じーさん、ばーさんではなく、若いお母さん数人と、その子どもたち(幼稚園くらいのサイズ)の団体さんに出会った。彼らは宴会しているワケではなく、ただ立って桜の花を見上げているだけだったが、通り道に横並びにずらっとつったっているので、道の端で宴会している年寄りより、よっぽど邪魔だった。 友人と私が子どもたちの間を通り抜けようとすると、一人の若いお母さんが言った。「ほら、●●ちゃん、危ないわよ!」 … 私ら、ダンプカーか? 短気な友人は激怒して、通り過ぎざまに言った。「”じゃまよ”だろ、まったくもー、最近のバカおっかーは言葉遣いもしらねーのか。ろくなガキが育たなくて当たり前だなっ」 をいをい、そこまで言うか?(でもちょっとすっとした) 後ろの方から、お母さんたちが高校生の女の子みたいな調子で、「なに、あれ、やーねー」とか「こわー」とか言っているのが聞こえた。あんたたち、若くても、気分はまだ学生でも、一応ヒトの親なんだからさ、確かに私のツレの言葉は不当にキツイとは思うけど、一応、我が身を振り返って反省くらいしろよー 前にも書いたことがあるかもしれないが、以前、道を歩いていたら、小さな子犬を連れたおばあさんとすれ違った。犬がきゃんきゃん吠えくさったら、ばーさんは子犬を抱き上げ頬ずりして、「まーまー●●ちゃん、怖かったのねぇー」って私は怪獣か、こらっ まー、ぺっとを溺愛している人ってそういうところがあるから、仕方ないと思うが、通行人が通り抜けるのを邪魔している自分たち、という図式があるのにもかかわらず、人が通ったら「危ないわよ」と子どもに注意するオヤにも、ペット溺愛組と大差ないバカさ加減を感じた。 先日、職場の後輩がある失敗をしでかした。別に親切心からではなく、後の始末がこっちにまわされてくると面倒なので、失敗部分を適当にカバーしておいた。事情が明らかになると、その後輩はすぐにお礼のメールを送ってよこした。そこには「機転をきかせてくれてありがとうございました」とあった。 は? と思ったのは、私の言語感覚がおかしいせいだろうか? 「機転をきかせる」といういい方って、なんかこう、えらそーな感じがするんですけど。例えば上司が、「さっきの対応はなかなか機転がきいてたぞ」と評価してくれるとか、そういうのだったら、ぜんぜん違和感ないのだが、後輩に言われるのってなんか、ヤだ。 私の言葉の感覚がおかしいのかもしれないし、そうではないのかもしれない。が、その後輩は「あぶないわよ」のお母さんと、だいたい同年代。こちゃこちゃ五月蠅いことをいうと、「お局」とか言われてしまうのかもしれないが、お局の方が常識がある、ってことも、無いとは言えないだろう。 もちろん、私も、かつての「お局」さんたちから、「まったくイマドキのコは」などと言われていたかもしれないけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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