カテゴリ:分類不能系
とある休日、都内某所のコーヒーショップでぼーっとしていたら、老年のカップルと、その娘らしき女性、生後間もない赤ちゃんという4人家族がやってきて、私の近くのテーブルに陣取った。
孫の性別と年齢は、子どものいない私には判別はつかなかったが、おじいちゃんは60代後半、おばあちゃんは50代後半、若いお母さんは20代後半くらい、と見えた。 おじいちゃんもおばあちゃんも、幼い孫がそれこそ「目に入れても」というくらいに可愛いらしく、何かとちょっかいを出したり、あやしたりしているのが、なんだかとってもほほえましかった。 のだったが、大体私がそんなほほえましげで平和な光景を、こうして日記なぞにするわけも無いことからも分かりそうだが、私は家族構成をちょーっと勘違いしていたらしいことが、漏れ聞こえてくる彼らの会話の端々から判明した。それは夫婦と子ども、そして母親、という「家族」だったのだ。つまり、おじいちゃんと娘が夫婦。 その「おじいちゃん」は、アタマの前方がはげ上がっている人にありがちな、だらだらと汚いポニーテール。男性ははげたら、潔く坊主にするか、ヅラをつける方が絶対に見栄えが良い、というのが私の意見であるが、前髪の欠如を後ろ髪で補おうとするなんてのは、愚の骨頂である。しかも白髪アタマでは見るに堪えない。 ポニーテールの「おじいちゃん」は、不釣り合いに若い奥さんの実母(つまりは義理の母親)と比べても、「ちょっと年上のダンナさん」という感じのところを見ると、きっとお金持ちなのであろう(若い女が年寄りの子どもを出産する理由として、私は申し訳ないが、それ以外思いつくことができない)。 続くときは続くもので、その後、某家電量販店に行ったところ、テレビ売り場にまた、不釣り合いなカップルがいた。今度は女性が年上。男性の方は20代後半くらい、女性の方は40代前半くらい、というところだろうか。「お母さんと息子」というのには、ちょっと無理があり、かといって「お姉さんと弟」というのも相当に無理、という、微妙な年の差カップルだ。 ヨソのカップルのことなんて、どうでも良いとは思いつつも、自分が年齢を重ねてくると、年の差カップルというのが、非常にリアルに気持ち悪くなってくるものなのである。 20代のころは、うんと年上の男性の方が頼りがいがありそうで、何となく好ましく思ったものである。が、最近は、「自分が40、50,60になったら、そういう年上の相手は幾つになってるのかって言うとぉ… げっっ」と絶句するのみである。 10年くらい前、すごく年上のパトロンを持っていた友人が「気持ち悪いもんよ。身体がなんかこう冷たくて、鮫肌っていうのか、こう、ヘンにつるっひやっと」と言っていたが、今頃になって「うっひゃー、そりゃ気持ちわるっ」と思いだし笑いならぬ「思いだし嫌がり」をしてしまう私。なんだかそういう自分が哀しくもあるが、断固鮫肌はイヤである(そ、そうじゃなく)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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