カテゴリ:非常識系
この連休は、友だちと旅行に行くはずだったが、なんだかんだでつぶれてしまって、寂しい休日である。私たちはヨーロッパ方面に行く予定だったが、「中国、韓国方面に行くはずだったが中止した」という友だちが結構いて、旧交を温めるハメに。
ハメ、と言うのは、この連休中に食事などをした「友だち」は、ここのところあまり親しく付き合っていない人たちだから。仲が悪くなった訳ではないのだけれど、先方が家庭を持って子どもなんかができたりすると、どうしても生活のリズムが合わず、結果、疎遠になる傾向にあるのだ。 で、子どものいる友人と、2日連続して食事をしたら、2日連続して、コブ付き、だった。つまり、子どもを連れてやって来たヒトが、3人もいたのだった。私は子どもは嫌いではないが、五月蠅い物体は苦手である(右翼のクルマとか)。そして最近の子どもは何故だか、ひじょーーーーーーーーーーに五月蠅い。そして最近のお母さんたちは何故だか、ひじょーーーーーーーーーーにウルサイ物音に鈍感であるようだ。結果、せっかくのランチ&ティータイムが台無しである。 ダンナさんをゆっくり休ませてあげたいから、という理由で自分が子どもを連れてきた友だちもいて、その心根は徳としなければなるまいが(時代がかった言い回しだが)、ウチ一人は自慢の子どもを見せびらかしたい、という風がミエミエでちょっと気持ちが悪かった。 見せびらかしたい、というほどの生き物ではないぞ。また、万が一みせびらかしたいほど可愛い子どもだったとしても(実物は、女の子なのでダンナそっくりで、お世辞にも可愛くない)、ペット自慢じゃないんだからさぁ。 ちなみにその子は、この連休中に遭遇した中で、最も「キーキー」言う頻度と音量が高かった。ホテルのラウンジなのに、退屈すると店内を走り回るのも最悪。たぶん、オヤたちといつも、ファミレスくらいにしか行かないのであろう(ファミレスでも迷惑だが)。 「○○ちゃん、おとなしくしてよーねー。他の人たちの迷惑だからねー」と、もう一人の友人と共に、何度か優しく注意した(つもりだ)が、それで聞くような子どもではなかった。しまいに私は悪鬼のような形相になっていたのではないかと思うが、その子の親である友人は、子どもの行動にも私の形相にも、まったく興味はないらしく、「ここのケーキおいしぃ~」とかほざいていたのだった。 もう一人の友人も独身なので、小一時間もすると疲労困憊して、頭痛まで併発したようだった。我慢の限界に達した私は言った。 「最近の子どもってどーしてキーキーわめくのが多いのかね?」 こめかみを押さえていたもう一人の友人が、吐き捨てるように言った。 「オヤのしつけが悪いんじゃないの?」 「いや、違うね」と私。 「脳に異常があると、金切り声を出すらしいよ。最近の子どもって、脳がイカレてるんじゃないかと、私は思う」 「脳がイカレてるにしても、オヤが注意しないのはどーしてよ」と友人。 「うるさくないわけ? 耳が悪いの、最近のハハオヤって???」 「オヤの方も脳がイカレてるんじゃないの、きっとっ」(これは私) 私たち二人は、「言ってやったっ」と鼻の穴をふくらまして、子連れの友人を振り返ったが、彼女は自分のことを言われているとは思わず、まったく平然としている。その上、 「私はやっぱりしつけだと思うわー。注意しないから、子どもは学習しないのよ」 とほざいた。自分はちゃんとしつけをしていて、子どもがきちんとしている、と思っているらしかった。 もう一人の友人と私は、顔を見合わせてガックリした。「言ってやった」とえばっていただけに、ガックリもひとしおだった。ああ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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