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カテゴリ:転職
転職と給与について 私の場合は、 銀行からメーカー:約10%程度ダウン メーカーから第一のコンサル:33%アップ 今のシンクタンクへ:0%(つまり同じ) 経験上、採用側でも収入の下がる人を前向きに採ろうとは思わないようだ(入社後人事に聞いたりするとそのようなことをいっている)。 まだまだ受け入れ側は、転職者に「敗者復活」 のようなイメージを抱いているケースがあり、そのためには転職先で、潜在的な実力(前の会社で埋もれていたとか失敗したとか)を十二分に発揮してもらいたいと考えからである。なぜなら、そもそも採用には 「当たり外れ」があり、新卒でも中途でも一定の確率で「外れる」(新卒での確率と中途での確率はまた違うとは思うが)。 しかし、新卒の外れと中途の外れでは、意味が違う。前者は向いていそうな部署に配属すればまあそれで、何とかなるが、中途では職種採用が一般的なので 「つぶしが利かない」。 また、人件費コストも新卒の給与の倍かそれ以上かかるわけである 要するに採用リスクが大きいのだ。だから経験者をほしがるのだと 推測する。 したがって、私は未経験業種に転職する場合は、「未経験ディスカウント」、経験者は同じぐらいから+10%程度の給与で転職するのが望ましいと考える。 ただし、採用側でも、その人の持つ能力を最大限に生かしたいと考えているはずであり、たとえ一時的に同じか低くなってしまっても、将来的にはあがるようなキャリアパスを想定しているはずである(私はそのように言われましたし、そうなりました)。採用側も給与が一番のインセンティブと知っているからである。 しかし、採用リスクも大きいので、入社時点はこの程度、がんばればぐっとアップ、というシナリオを好みたがる。 また、採用面接の時点で、あまり給与で主張しても、入社後にどうせ「お手並み拝見」となります。給与水準もおおむね皆の知るところとなります。したがって、主張しすぎれば、入社後皆の見る目がよりいっそう厳しくなります。この辺は人の感じ方次第でしょう。気にしなくて接する人もいれば、厳しくチェックしている人もいますので。 その辺を考えると、上限+10%が限度でしょうか。 ただし、給与水準というのはそもそも、業種、業態、会社の業績、役割などに左右されますので、例えばメーカーの経理からサービス業の経理に転職して、同じ役職なら、下がるのではないでしょうか? この場合、役割り期待がアップして、給与がアップするなどなら自然ですけど。 私はメーカーからコンサルに転職しましたが、入社後は他の人も私と同水準だったので、アップ率云々の話でなく、業種、職種がまったく違っていたからあまり前職の給与は関係なかったという例です。前職から外資系証券に転職した人は4倍になったそうですが・・・。 20代ではやりがい云々を感じましたが、やりがいのある職種でも色々あるので、給与が下がるシナリオはいまいちお勧めできません。転職雑誌とかで言っているのは、正直負け惜しみなきがする。はじめての転職、最初の半年程度は 「下がってもやりがいアップで気にならない」 みたいな話をよく読みましたが、1年以上たつと給与は意味が重くなると思います。その時点で昇給チャンスがあればいいのですけど。
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Last updated
2007/02/11 08:36:49 AM
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