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カテゴリ:M&A
「バンカメが投資銀行を買収するのか」とエントリーした直後に、一気にリーマンブラザーズはチャプターイレブンへ、バンカメがメリルリンチに買収提案に、と動きがありました。 たった1日で米国3位と4位の投資銀行の運命が激変しました。生き残ったのはゴールドマンとモルガンスタンレーだけです。 結局バンカメはメリルを買収し、銀行と証券がまた一つ一緒になることになりました。 銀行と証券の経営統合の是非はすでに論じたのですが、「魔女狩り」の次のターゲットがどこか、という点がクローズアップされるのでしょうか? シティとUBSまたはロイヤルバンクオブスコットランド(RBS)、さらにはフォルティス(ベルギー)辺りになりそうですね。 興味深いことに昨年オランダのABNアムロ銀行を買収した3行のうちRBS、フォルティスに資本不足の話があり、ABNアムロ買収合戦で敗れたバークレーズもご存じのとおり、日本の三井住友他の増資を仰いでいるなどになっています(もう一つの銀行、スペインのサンタンデールは国内の不況を買収先のブラジルの銀行でカバーしているようです)。
バンカメとメリルは株式交換だそうですが、みずほCBが先日投じた優先株などの扱いはどうなるのでしょうかね。 日本の金融機関だと少しハードルが高そうでしたが、またまた格差をつけられた感もぬぐえません。 バンカメはメリルの投資銀行部門に興味があるのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/15 07:55:02 PM
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