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テーマ:株式投資日記(20511)
カテゴリ:M&A
また、FT.comのニュースから(憶測記事だと思いますが) Deutsche Börse pitches merger with NYSE Euronext「関係者の話」となっていますが、FTの記事で実際にそのようになったもの(インベブ-アンハイザーブッシュ)もありますし、結局破談になったものの、いい線行っていたディール(ヴァーレ-エクストラータなど)もあるので、今後注目。 ドイツ証券取引所といえば、あのTCI(ザ・チルドレンズ・インベストメンツ)がロンドン証券取引所との合併を破談に追いやった件で有名となりました。 どういうわけか、電源開発とのまさにあの経産省を巻き込んだ騒動のときに、「物言う株主」(講談社)が和訳出版され、TCI代表のクリス・ホーンはとんでもない奴だ、証券業界を動かす黒幕がTCIをそそのかしている、ということを暗喩した本で私も読みました。 そのドイツ証券取引所が今度はニューヨーク証券取引所/ユーロネクスト連合と合併しようと言うことのようです。 9月にはドイツ証取に対し、TCIとアッティッカスは「株主価値向上に向けた緊急処置」をとるように忠告したとやはりFT.comでは掲載されいます。 Activist funds pressure Deutsche Börse FT.com9月2日 二つのファンドはロンドンはダメでNYSE/EURONEXTだとOKなんでしょうか?2ファンドとも運用成績はぼろぼろでしょうから(私も個人投資しているものがぼろぼろです)。 この株価暴落で、アクティビストファンドもすっかり萎えてしまいました(アイカーンさんは元気なようですが、彼もモトローラやヤフー他で大損を出している)。 TCIは日本から完全撤退した模様です(あの、JパワーのTCIからの自社株買いは大いに疑問が残る。そもそも増配等は「電気の安全供給のために、過度に株主への資金を使うことは出来ない」という大義名分と大いに相反するが、誰も突っ込まなかった。私も仕事が忙しく、ブログにする時期を逸した)。 今回の合併騒動は今後、どうなるのでしょうか? 東証もロンドン証取、シンガポール証取と大統合でも考えた方がよいんじゃないんですか、と個人的に思う次第。
12/9日 追記:続報では、ドイツのマスコミに記事掲載されたあと、CEO自ら合併に至らなかったことを発表し、一件落着の模様です。裏で何かあった模様です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/09 06:24:59 PM
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