ごんどうごんぞうじゃ。

ゆうべは部屋に到着したところまでお話させていただきました。
おもしろかったですか？そうですか？

「いえ、当たり前のことをしているだけですから。
他には何もしてあげられなくってすいません」
↑このフレーズ、覚えといてください。

機内食だけでは物足りなかったので、
かといって焼肉って感じでもなかったので
ホテルの近くのキンパッ屋さんにいきました。
韓国ののり巻きです。日本語にすると「キムパプ」とか「キンパ」とか
いろいろ呼び方が変わるようです。

店に入りメニューをお願いするとハングルの横に日本語が書かれています。
この店では「キンパ」のうしろに小さな「ツ」がついています。
野菜キンパッ・えびキンパッ・牛肉キンパッ・ヌードキンパッ・・・

ヌードキンパッ？？？あやうく「ヌード金髪」と読んでしまいそうです。
韓国に来てるのに、千昌夫でもあるまいし、「金髪」は結構です。
それにしてもヌードキンパッとは何・・・
正解はのりとごはんを逆にしたのり巻き、いやごはん巻きかな。
ごはんが表面に来るように巻いた物でした。日本でもありますな。
でもこれは完全に日本のすけべおやじ相手の戦略と思われます。

キンパッ2種類と冷麺ひとつを二人で分けて食べました。
キンパッ1本が結構ボリュームがあります。
味は？？？フツーでした。でも安い！日本円で全部で600円くらいでしょうか？
写真はガッついた為、撮りそびれました。

店をでて両替所にいきました。きたないビルの階段をのぼり
いかにもあやしい感じがする部屋に入ると、
国籍不明の若者が両替にきていました。
ボクらに気づくとまるで悪いブツでも交換してたかのように
鞄に現金を詰め、あわてて出て行きました。
10万円両替をお願いすると、韓国は1万ウォン（約740円ほど）が
最高紙幣なのか、すんごい札束になってしまうわけです。
お札と両替の内容がかかれたレシートをパートナーがじっと見ていると
カウンターごしにおやじが「oh!oh!」と
レシートをもう一回見せてくれのポーズをしています。
そして日本円を数え直して「one、two・・・」10枚あるのを再確認すると
もっとたくさんの紙幣を追加してくれました。
最初の渡した分をそのままだまって持って帰ってたら・・・
見かけ通りの怪しい両替所でした。その辺では一番換金率がいいらしいけどね。
あの雰囲気って日本のパチンコ屋さんの両替所に似ていますな。

そして一旦ホテルに戻り、「新村火汗蒸幕」へ出発です。
「新村火汗蒸幕」・・・見た感じでわかりますよね？日本でいうスパですな。
マッサージ＆エステ付きの。ホテルまでわざわざ車でお迎えのサービス。
日本も韓国の関係なくサービス合戦のようです。
コース名は忘れましたがすべてのサービスが入る
お好み焼きでいうと「ミックス」ですな。
パートナーもボクもすべてのサービスをしてくれるコースに
いつの間にかさせられておりました。
説明をしてくれた女性は「男性の方もエステはありますが、
必要以上のサービスはうちではありませんのでご了承ください」
ってさ・・・フツーそんなサービスをしてもらいに女性同伴では来ないと思いますが・・・。

男女別々の更衣室に連れて行かれ、担当の女性がマニュアル通りに
たんたんと説明してくれました。
「そのロッカーはあなたのものです。ブラジャーもパンツもとって
そのシャツとパンツに着替えてください」
ブラジャーしてませんが・・・想像通りマニュアル通り男女関係なくいうから
こうなってしまったのか、ボクがブラジャーしてそうな輩に見えたのか？
それは確認しておりません。

着替えて出ると「岩盤浴」と「黄金浴」と2種類のサウナに入り
しこたま汗をかいて出ると「男性の方は4階へどうぞ」
エレベーターが4階につき、扉が開くとパンツ一丁のおじさんが待っていました。
「いよ！待ってました！」ちゃうがな。。。
おじさんはストライプのボクサーパンツ一丁で右の上腕のあたりには
入れ墨がほどこされ、「この人は遊びじゃない」って感じたのは
左の上腕は入れ墨が消されたあとがありました。。。。

「ボク。この人とこれから何するんだろ？」

おじさんはいやはっきりいっておきましょう。
元ヤーさんはボクに上下の服を脱ぐように命じました。
そして浴場に先に入り、手まねきしてシャワーの方へと誘います。
タオルすら持たせてもらえないボクは決して逆らわずに
シャワーの前に立ちました。ちょっと冷たいシャワーは
これが悪夢ではなく現実なんだという事を再確認させてくれました。

ちなみにわかっていると思いますが、その浴場には
元ヤーとボクしかいませんからね！いっとくけど！
何故キレた？

シャワーが終わると横の円形の大きな湯船に入れと
ジェスチャーで指示されました。
おとなしく湯船に浸かっていると今度は奥のサウナに
入るように命じられました。
元ヤーは外に出て行ってしまいました。

「えっ？いつまで入ってたらいいんだろ？」
不安が襲います。とりあえず「100」まで数えようかなと思い
汗だくで「200」くらいまで数えたら、元ヤーが入って来て
カーテンの奥の3帖くらいのスペースへの移動を指示しました。
そこには長椅子くらいの大きさのベッドがふたつ置かれていて
元ヤーは今度は声を出して指示しました。

「アカスリ。アオムケ。アタマコッチ」凄く良く分かりました。

もう一度、状況を説明します。
いれずみを焼き消そうとしたストライプ柄のボクサーパンツ一丁の元やーさん
のいわれるままに、一糸まとわぬあらわな姿のボクがあおむけにベッドの上に横たわっているということです。

ボクは視線に元ヤーの肌色やストライプ柄が入るのがいやで目を閉じました。
観念したって感じですな。
元ヤーは優しく手を取り自分の膝の上に乗せました。
意外と元ヤーの肌がモチッとしていて、なじむ感じが凄くイヤなのにイイ。
ボクはふと不安になりました。
目をつぶったままではこのイイ感触に「反応」してしまうのではないか？
だからちょいちょい目を開けて現実をしっかり見る事にしました。

元ヤーがいいました。
「イッパイ、イッパイ。スゴイ。スゴイヨ～。ミテミテ」
意外と可愛い言葉使い（文字だけひろい読むと●●女優のセリフのようですが）に誘われて
自分の腕を見るとたしかに垢がいっぱい出ていましたが
それよりもっと驚いたのは元ヤーがいつのまにかパンツを脱いでいることでした。

「ウツブセ」「アオムケ」を数回繰り返し、何故か「アオムケ」の時は
元ヤーが「フッ」と小さく笑ってるような気がしました。
元ヤーがパンツを脱いだのはきっと
「ダイジョーブ。ワタシモコンナモンデス」だったのかもしれません。
思いやりですな。

こうして元ヤーとの「くんずほぐれつ」はまだまだ続くのであります。