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カテゴリ:食いしんぼう万歳
ちょっと前の話になりますが、バテバテの夏バテ状態から抜け出す為に 美味しい物を食べに行こうと、食べ放題情報特集の本を立ち読み。 特集ではない部分で、美味くて安いうなぎの繁盛店の記事を見かけました。 べらんめえ口調でクセのあるご主人と、下町の雰囲気をかもしだした店内、 そして美味しく安いうなぎがたべれて、開店時には行列ができていると 評判のお店、それが浅草雷門から徒歩5分の色川でした。 創業が文久元年とは、いったいいつ頃だか分からないが、とにかく歴史ある お店です。ご主人は確か6代目だったと思います。 ご主人から注文を聞かれるが、こちとら初訪問でメニューがわからない。 メニューを催促すると、左後方の小さなボードを指さされたので慌てて注文。 ちなみにうな重のランクが並、上、特、筏の4ランクあり、カップルで 並を頼もうものなら、 「お兄さん、ここで女性をつれてきて並みかい?悪いことは言わねえから、 さっきの注文聞かなかった事にしてやる。もう一度注文してごらん」と 説教を聞かされるとどこかのグルメ情報に書いてあった記憶。 狭い店内で、黙々と仕事をしているご主人。 こちらでは、裂き、串うちの工程を開店時間に合わせ、注文した後 蒸し終えたものが、ご主人の手で焼かれます。 作り置きとは一味違う、お客さんの回転を上げる作戦なのだろうか? それとも、江戸ッ子ご主人が、待たせたくない思いで編みだした 技なのかは知らないが、ふわふわの鰻を提供して頂きました。 6代続いた心意気と、技。 「串打ち三年,裂き八年(五年)、焼きは一生」との言葉を聞くが、 6代目の鰻は美味しかったです。(人によっては甘辛いかも) 最後にお勘定をお願いすると、ご主人に「旨かっただろ?」と聞かれたので 「旨かったです!」と答えると、「待たせて悪かったな」風な言葉が 返ってきたので、「旨い物は待つものです」と返したら「それは褒めすぎだよ」 と顔が笑ってました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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