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和レトロな暮らし

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2015.06.12
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カテゴリ:愛知の和レトロ
豊川稲荷 山彦いなりずし
「山彦」名物 稲穂いなり寿司

おいしそうないなり寿司でしょう!愛知県豊川稲荷の入口近くにある「門前そば 山彦」稲穂いなり寿司です。江戸時代末期に書かれた『守貞謾稿』の中に「"いなり寿司""篠田寿司"という油揚げにごはんをつめた寿司が江戸で売られていた。でも、名古屋ではもっと前から売られていた」…とあります。名古屋だけでなく、日本三大稲荷の一つである豊川稲荷の近くの店でも古くから「いなり寿司」が販売されていたそうです。

現在、豊川市では「いなり寿司図鑑」を作り、市内のいなり寿司を紹介しています。
 

いなりずし一覧
上の写真をクリックすると、寿司図鑑の説明とダウンロードページに行けます。


豊川(豐川)稲荷は正式名を「円福山 豐川閣 妙嚴寺」という曹洞宗の寺院です。「稲荷」は「狐を祀った神社」と思ってしまいますが、この寺院でお祀りしているのは鎮守・豐川吒枳尼真天(とよかわ だきにしんてん)という女神さまです。豐川吒枳尼真天が稲穂を担ぎ、白い狐にまたがっているため、稲荷信仰と混ざり、「豐川稲荷」と呼ばれるようになったそうです。

豊川稲荷2
寺院なのに、鳥居がある?


ところで豊川稲荷は寺でありながら、神社のような鳥居があります。これは上述の吒枳尼(ダキニ)信仰と稲荷信仰が平安時代から結びつき、鎌倉時代以降、ダキニ神=稲荷伸のような考えが生まれたため、神社のような扱いになったと言われています。そのため、豊川稲荷は昔から商売繁盛の神として親しまれています。

豊川稲荷1
でもやっぱり狐様鎮座。

キツネ様にあやかり、おいしいいなり寿司をほおばる、至福のひととき。江戸時代の人も、豊川稲荷を詣でた後、こうやっていなり寿司を食べていたのでしょうか?

豊川稲荷
門前そば 山彦【HP】

〒442-0037 愛知県豊川市門前町一番地
Tel: 0593-85-6729
営業時間:8時半~17時 木曜定休 (大晦日はオールナイト営業)





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最終更新日  2015.06.28 14:21:03
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