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カテゴリ:郵政カブMD50
カムを新しくする予算がないため、バリを手作業で削り落として再利用します。ナチュラルに削れたロープロカムですが始動テストにはなるでしょう。 デコンプも爪を曲げなおして再装着。 ガスケットの到着を待って腰上を組みなおし、始動テスト。 すると、見事アイドリングするようになりました!やったぜ! 原因はデコンプだったようです。 予想される原因: 上のカムの写真にでいうと、右側のベアリングの内側にある、同径の黒いものがデコンプカム。 ワンウェイベアリングが使われており、カムシャフトが順回転(手前から向こう)の時はフリーで、エンジン停止時の最後の圧縮工程の反力で逆回転時したときのみ、ロックしてカムシャフトと一緒に逆回転します。その時突起がEX側のロッカーアームを押して圧縮を抜いてくれるという仕組み。 このデコンプカムが走行中には回らないよう、下の矢印2のストッパーアームがずっと抑えていてくれているのですが、何かの原因でワンウェイベアリングが固着して順回転してしまい、矢印①がひんまがるほどストッパーアームを押しのけ、そのまま戻らなくなったようです。こうなると、固着が直ったとしてもデコンプカムを抑えられないため、フリーとはいえデコンプカムが少しずつ順回転してしまい、不規則に圧縮が抜けるという異常が起きたのだと思います。 御殿場の上り坂で起きたことを考えると、やはりオーバーヒートでしょうか。シリンダー温度は120℃以上あったのは間違いないため、今後は注意しないといけません。 デコンプカムを外してしまうという手もありますが、いったん右側のベアリングを抜かないと外せないのでちょっと面倒。まぁトラブルのもとは一つ減るので、R-15Eカムを入れる時にやってみるのもありかもしれない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.24 20:41:23
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