|
テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:メッセー詩
昨日は義父の7回忌だった。僕には父と呼べる人はもういない。人は歳をとり、いずれは世を去る。自分が父親であることを実感することが多くなって、自分の死が急に怖くなった。へらぶな釣の名人で僕に息子のように技を伝授してくれた義父へ贈る詩です。 ~ 『偉大な義父へ』 gotopapa ~ ふたりで竿をたれ、動かないウキを見つめた 真夏の池 頬に流れる汗も気にせずに 隣のウキばかりを気にしてくれたことが嬉しかった 自分のことのように喜んでくれたことが嬉しかった 太陽の日差しを気にしてくれたことが嬉しかった うちの息子と紹介してくれたことが嬉しかった もうふたりで竿をたれることもない 一匹の成果に大喜びすることもない あの笑顔を見ることもない あなたが残したものを守る あなたの軌跡が永遠に輝きを失わないために <あとがき> へらぶな釣の名人芸を伝承できなかったことを残念に思う。もう少し長生きしてくれていたら、今、その技を子孫に伝えることができたのに。 最近、40歳という年齢を意識するようになった。実父、義父の亡くなった年齢を考えるとあと25年足らずしかない。 少なくとも二人の息子が社会人になる15年は死ねないと思う。亡き人を思うと一日一日を大切にしていかなければいけないと痛感した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/20 07:26:37 PM
コメント(0) | コメントを書く
[メッセー詩] カテゴリの最新記事
|