★　本を読み砕く　★

マッキンゼー式世界最強の仕事術
【概略】
世界で最も成功している戦略コンサルティング会社、マッキンゼー。

マッキンゼーが高給の代わりに要求するのは、
・顧客サービスに全身全霊を傾ける事
・何週間、何ヶ月も我が家や家族から離れるハードスケジュール
・最高の質の仕事
という。

そんなマッキンゼー人の仕事ぶりがかいまみれる本です。わくわくしました。
１項目の解説は短いのでもう少し深く知りたいなあという感じはしましたが。

まったく知らない人のところに行って、情報収集し、説得し、信頼を勝ち得て、実行させ、結果を出さなければならない。

その技術は、新しいチームをスタートするとき、転職・転部・出向するときなどにも役に立つ。

すごいプレッシャーと緊張感ありそうですが、うまくやり遂げたときは、気持ちいいだろうなあ～

目次
1 マッキンゼー式“ビジネス問題の考え方”
　解決法をどう構築するか
　アプローチをいかに発見するか

2 マッキンゼー式“ビジネス問題の解決方法”
　プロジェクトの構築方法
　チームの編成方法

3 マッキンゼー式“解決策の売り込み方”
　プレゼンテーションの神髄
　データをチャートで示す

4 マッキンゼーで“生き抜く方法”
　自分だけの師匠を見つける
　旅から旅の生活を楽しむ

5 マッキンゼーの“伝統”
　最も価値ある教訓
　マッキンゼーの思い出


【本からのなるほど！　ピックアップ】
・エレベーター・テスト（３０秒でプレゼン）
　解決策（商品でもビジネスでも）をクライアントにはっきりと、正確に、３０秒で説明できるくらい完璧に知り尽くす事。それができればその解決策を売る資格がある

・シングルヒットを打つ（期待にこたえる）
　自分の仕事を着実にする。チーム全体になり代わって仕事をしよう（ホームラン）などと考えない。一人ですべてをするのは不可能。

・大きな絵を眺める（目標を定期的に確認する）
　一歩退いて考える。今している事は、問題の解明にどうつながるのか、一番大事な事か？

・完璧を求めて失敗するな

・低い枝の実を採る（成果はすぐに提示する）
　士気が高まり、信用も高まる。その後の仕事がしやすくなる


【なるほど度】　★★★★☆　いろいろな仕事に活かせるノウハウが垣間見れる