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カテゴリ:本を読み砕く
お金は銀行に預けるな 【概略】 「日本人はリスク回避的というわけではないのに金融リテラシー(金融で儲ける)が低い。 1)学校、家庭教育で金融リテラシーが軽視されてきた 2)社会人になると長時間労働で忙しく、金融リテラシーを磨く暇がない」 2)は長時間労働も確かにそうかもしれないが、1)で教育されてないから今更やらない。なんか難しそうだし、損する事もあるし、投信は手数料が高いし、などが本当のところでは?という気がする。 教育に関しては、残念な限りで、学校でそのような教育を学びたかった。実際の生活に役立つ興味深いものになっただろう。アメリカの小学校で子供たちが実際のお金を使った店を開くバザー的なものをやっているのをTVで見た事あるが、とても面白そうだった。 この本は、多少なりとも金融リテラシーについて紹介している。 上記の2)の理由づけのために各国の労働時間割合を載せている。 「週50時間以上の労働者割合が28.1%で日本がトップ。」 これはおそらくパートの人も含んでいるのでは? 実際のところ正社員であればサービス残業なども含めるともっと高い割合では?と感じる。 ちなみに、フランスは5.7% フランスでは年俸制でみんな定時が来るとさっさと帰った。有給も必ず使い切る。自分の時間も家族と過ごす時間もある。 だが、日本人がそうなったとして金融についてかんがえるのだろうか? 土台がないと無理かも。 目次 第1章 金融リテラシーの必要性 第2章 金融商品別の視点 第3章 実践 第4章 金融を通じた社会責任の遂行 【本からのなるほど! ピックアップ】 ・株価の平均年率リターン5% ・中途解約を考えていない資金があり、リスクをとりたくないなら定期よりは国債 ・株は、プロが得して個人が損する ・金融資産的観点では住宅ローンを組んで家を買うのはやめたほうが良い。車も買わない ・万人にお勧めの金融商品は投資信託(手数料のかからないノーロードをチェック) ・インデックス投信は一般に手数料が安い ・今後注目の金融商品はコモディティ(石油、金、大豆等の商品)(ただし、本の発行は2007年11月なので注意) ・金融でしっかり儲ける基本5原則 1)分散投資(日本株式、日本債券、海外株式、海外債券それぞれのインデックスファンド4分割) 2)年間リターンは5%で上出来 3)ただ飯はない 4)投資にはコストと時間が必要 5)管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない ・生活資金の最低6ヶ月~2年分ためる。そのために毎月3~5万円を分散投資へ 【なるほど度】 ★★★★☆ ホリエモンが出る前に読みたかった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.15 23:35:28
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