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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:Movie 映画
観て来ました。 マリー・アントワネットについて、以前に「物語マリー・アントワネット」(白水社新書)を読みました。 もっと登場人物も多かったし、フランスに嫁いでからの人間関係など全て映画の中で語ることはできないので、1シーンのみのエピソードや事件もありましたが、あの本そのままだったような、あれを映像化したような感じがしました。 14歳で祖国の思い出を全て棄てて、異国に嫁いで断頭台に上がるまで、結婚、跡継ぎ問題、人間関係、祖国の外交事情、出産・・・数年で軽く普通の人の一生以上のものを経験したと思います。 考えてみれば、そんな今で言えば私達が中学生、高校生でいる時期に、王宮の中で王族、皇太子妃、王妃として過ごしたマリー・アントワネット。まだまだ子供な時期に成人した大人でも困難に陥る立場にあったと思いますが、私達と違い生まれながらに王族。「物語マリー・アントワネット」の最初に書かれていた、母親のマリア・テレジアが教養もなく、フランス語もまともに話せないで嫁いだ娘に一抹の不安があった点から、王族である自覚をもっと持っていたらと思いました。と思う一方、ルイ16世が即位したのは19歳で、マリーは18歳。何ができるというのと思う一方、援護とまでいかなくてもかわいそうと思います。 この映画では、結果身を滅ぼす、国の財政を疲弊させる結果となった、国を国民を顧みず贅沢三昧に耽った生き方が描かれていました。本で読んだ贅沢がこうだったんじゃないかと映像で確認できたかなと思います。 「物語マリー・アントワネット」を読んでから、結構時間が経って今日映画を観ました。観てよかったです。とても興味深い。もっと他の本を読んでみたいと思いました。また。ルイ16世を最後にブルボン王朝の歴史に幕が降りるのですが、ブルボン王朝や、オーストラリア・ハプスブルグ家についても、今読んでいるものを読み終えてから読みたいと思います。 最後にマリー・アントワネット役のキルステン・ダンスト。 子役時代に恐ろしいと思ったけど、最近はあまり好きでない女優の一人。けど、初めてかわいい、キレイだなと思いました。 そして、ルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン。 監督のソフィア・コッポラの従兄弟だとか。へえ。あまりに、本を読んで想像していたルイ16世・・・(あくまでの私個人的な)想像を裏切らなかったと言う意味ですが、錠前オタク、狩り好き、言葉が少なく、おとなしいというイメージぴったりだったなと、さっき調べて小柄で太めだったというところからも、彼が抜擢されたのかなと思いました。けど、最近の彼の写真を見たら、そんなに太っていない。役作りに少し体重増やしたのかなぁ。他の作品でも見てみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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