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テーマ:DVD映画鑑賞(14195)
カテゴリ:Movie 映画
実は3日前見ました。 すっごく昔のものを除いて、とりあえず考えられるだけの戦争映画は見ているので、これだけ見ていませんでした。 まずこの公開とほぼ同時かだったような気がするんですけど、どうでしたっけ?けど、同じ年に日本で公開になっていますよね?それで、私は『プライベート・ライアン』を1人で(←物好きですよねーほんと私は。じゃなくって変わってるのか!) 『シンドラーのリスト』を見て、学校の教科書以外の戦争を知り、それまで『ランボー』や『プラトーン』とかはただのアクション映画と思っていたくらいですから・・・無知って怖いというか、やっぱ教科書だけでは学びきれないだと、今改めて思います。 監督は、テレンス・マリック。20年ぶりにこの作品でメガホンと取ったそう。それに呼応して、ショーン・ペン、ジョン・キューザック、ニック・ノルティ、ジョン・トラボルタ、ジョージ・クルーニーなどが出演を志願したそう。 激戦地、大きな戦いの舞台で有名だと言われている、ノルマンディー、硫黄島、パールハーバー、沖縄、サイパン、ミッドウェー、ビルマ(ミャンマー)・・・で、『シン・レッド・ライン』の舞台は、ガタルカナル島。 ガタルカナル島は、映画の映像で見させられる風景はとても穏やかで、人工の近代的なものが皆無な大自然で、動物たちもそこに住む現地の人々も自然そのもの。 映画は、アメリカ軍がガタルカナル島へ到着し、硫黄島と同じように日本軍が待ち受けます。日本軍が潜んでいるので、前線へ送られるアメリカ軍の歩兵隊は、多大な犠牲を払います。いつでも前線へ送られる兵士たちは、戦局が自分達に有利でも不利でも大した関係ないなと思いました。兵士一人一人が自ら死体となり、後続の部隊・兵士たちに道を作るという任務だと。 どうして、ガタルカナル島が戦地となったか・・・ 長期戦を避け、短期決戦にしたい日本は、将来連合国の拠点となりうるオーストラリア攻略とミッドウェー攻略をもくろむ。日本陸軍は、中国などの大陸へ関心があり、太平洋については海軍の領域と考えていたが、太平洋に戦力を割けば大陸側が手薄に。そこでオーストラリア攻略ではなく、米豪遮断で、オーストラリアを孤立させ拠点とさせないようにすることで陸軍と海軍で意見が一致したそう。 その一方、ミッドウェーでアメリカ艦隊のおびき寄せに失敗した日本は、主力空母4隻を失い、ミッドウェー攻略は一時中止。米豪遮断のため中継飛行場として適地とされたのがガタルカナル島で、ミッドウェー攻略が一時中止された後、1942年7月に飛行場建設を決定しました。 それからアメリカは日本の予想を大幅に覆し、建設中である飛行場、ガタルカナル島を偵察し、爆撃を開始し、8月にはアメリカ軍が上陸し、攻撃に圧倒された日本軍がジャングルに逃げ込み、戦局はあっというまにアメリカ側が有利となり、未完の飛行場も奪われました。 自分の戦略のために建設した日本。中継飛行場となるのを防ぎたいアメリカというのが、ガタルカナル島戦です。 映画のストーリーとかなり話は逸れましたが、第二次世界大戦、アメリカと日本に焦点を当てるなら、太平洋戦争の、大きな戦いの中での、攻略の中の必要性のある飛行場建設。それが、激戦地となったわけで、そのガタルカナル島の奪い合いではなく、飛行場があるがための戦地となってしまったわけだとしたら、実に興味深い。 前後する戦いの中で、もし空母4隻を失ってなく、戦局が日本に有利だったとしたら、また元々短期決戦をしなくても良いくらいに国力・戦力があったなら、どうなっていたでしょう。 映画自体は、前線へ派遣される小隊とその長、兵士たちの心情が焦点だったと思います。そして、硫黄島2部作やほかの映画になかった、自然を映し出される時間がかなりあったので、醜い戦いをする人間の無情さと、こんな自然を無視してまで、お互いの利益のために、こんな所で戦いをするのかと言ってるような気がしました。 個人的にですが、ほかの戦争映画よりも抽象的だったと思いますが、とにかく自然の美しい映像にいろいろ考えさせられました。 戦争映画は自分が考えられるだけ、知ってる限り見た感じがします。なので、何かおすすめの映画があったら教えてください。それから、これからは昔のものも見てみようと思います。 今日ブログを書きながら聞いたのは、Take Thatのニューアルバム『Beautiful World』。今日特に気に入ったのが、ボーナストラックの2曲、♪Butterflyと♪In the morning fool。2曲ともかなりまずい・・・・・良すぎる・・・ アルバム曲でしかもボーナストラックなのでPVはありませんが、良かったら聞いてみてください!!! ↓ ♪Butterfly お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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