プロ野球
中日のウッズ元選手が敗訴=代理人報酬支払い命じる-東京地裁3月2日19時47分配信 時事通信 昨年までプロ野球中日ドラゴンズの四番打者で活躍したタイロン・ウッズ元選手の米国代理人側が、入団交渉を有利に進めた報酬として6000万円の支払いを元選手に求めた訴訟の判決が2日、東京地裁であった。山崎勉裁判長は代理人の貢献を認め、元選手に約1300万円の支払いを命じた。 元選手の弁護士によると、プロ野球選手の代理人報酬をめぐる判決は異例という。 判決によると、元選手は2004年12月、中日と総額1000万ドル(約10億円)で2年間の複数年契約を結ぶことで合意し、横浜ベイスターズから移籍。代理人側は元選手との契約に基づき、契約金の6%を報酬として求めていた。 山崎裁判長は、元選手は他球団の提示条件が中日を下回るとの報告を代理人から受け、最も有利な条件を判断できたと指摘。代理人の貢献度から契約金の1.2%の支払いを元選手に命じた。