カテゴリ:たまには素のまま
兎にも角にも、クロノスで「もう見たくない」と思うものが多すぎた。
しかも、それらはほとんどがインゲーム以外の場所で知ったことばかりだった。 私の基本姿勢に当てはめれば、それでどんなに凹もうとも日記には書けない。 同時に何もかもぶちまけてしまおうかと思うほどに、憤りや落胆は大きく、 そこに「素のままに」日記を書くと言う、自らに課した枷が外れた状態が加わる。 幸いに、というのも変だが、度重なるオフ会参加のおかげで、 インゲームや楽天日記という場所以外に、友人とのアクセスルートは担保できていた。 以前、一撃必殺のギルマスが同じことをオフ会で言っていたが、 クロノスで出会った友人達と一緒ならどのゲームでも、どんな場所でも良かったのだ。 ごく限られた友人達と飲食を共にしたり、カラオケに出かけたり、 ゲームと日記を避けて、リアルの交流で日々を過ごすようになっていった。 同時に旧友が移籍していた他のMMOに初めて手を出してみた。 思いがけずにとんとん拍子で成長し、新しい仲間と出会い、 違う名前での、今までとはまったく違う生活が始まっていく。 新しい世界で親しくなった相手もまた、 装備の良し悪しとか強さにこだわらない支援役だった。 皮肉なもので、そこでは無名の存在でい続けようとしながらも、 新しい友人とそこでイベントを仕切ることになっていく。 どこにいても、やることは同じだし、妙に目立っていく私がいた。 病気で思い切り落ち込んでいた時期を支えてくれた旧友に、 いとも簡単に近づくほどに成長は早く、周りからは「廃神」と呼ばれる始末。 そして、何よりも、まったく意識しないままに、 旧友が最も嫌っていた対人戦最強の職と技能を選んでいたことにようやく気付く。 新しい世界での潮時は、本当にあっけなく訪れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月28日 06時51分03秒
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